京都府福知山市の山中で2020年3月、姫路市の男性(当時・47)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警は8日までに、殺人・死体遺棄容疑で、姫路市居住の特定抗争指定暴力団「神戸山口組」系組長(48)を逮捕、送検した。認否を明らかにしていない。事件をめぐっては複数の少年を含む男13人が逮捕された。

兵庫県警本部
兵庫県警本部

 捜査関係者によると、この組は姫路市内に拠点を置く。2020年4月に殺人・死体遺棄などの罪で起訴されたこの組の組員(42)が男性に借金をしており、トラブルに発展したとみられる。組長はこのトラブルをきっかけに、他の組員らに殺害を指示するなど事件を主導した疑いがあり、兵庫県警は組織的な背景を含め捜査する。男性の遺体は福知山市で発見される前に、たつの市内で埋められており、発覚を恐れた組長が移動するよう指示したとみられる。

 組長の逮捕容疑は、数人と共謀し2019年11月27日夜、高砂市の路上で男性を刃物で切り付けるなどして死亡させ、さらに12月7日ごろ、京都府福知山市の山中に遺体を放置した疑い。2019年11月に加古川市内で、男性所有の乗用車が燃える放火事件が発生。その後の捜査で遺体が見つかり、兵庫県警が組員や複数の少年を逮捕し、殺害への経緯を捜査していた。