兵庫県警・葺合署は12日、行方不明になった神戸市内の女性(81)を約45分間の捜索で無事発見したとして、兵庫県警・鑑識課所属の警察犬「クレバ号」に感謝状を贈呈した。

兵庫県警・警察犬「クレバ」に感謝状(右は山本真一・葺合署長 中央は村岡孝行・鑑識課指導員)〈※画像提供・兵庫県警〉

 「クレバ号」はオスのシェパード(2歳)。兵庫県警・鑑識課に所属する警察犬11頭の中で最も若い。2020年10月25日、兵庫県福崎町の七種(なぐさ)山で不明女性の捜索中に逃走、約2日経ち、逃走場所から南西に約100メートルの山中でリードが木に絡まった状態で見つかった。その後、約3か月の訓練を経て、2月4日から現場への出動を再開したばかり。

「クレバ号」は体長約120センチ、体高約70センチのシェパード(オス・2歳)〈※画像提供・兵庫県警〉

 兵庫県警によると、2月7日午後、この女性の長男から葺合署に通報がありクレバ号が出動、女性のまくらに残ったにおいを手掛かりに捜索。神戸市中央区の路上で女性が発見されるまで約2時間だった。クレバ号の出動からわずか45分後だったという。女性にけがはなかった。

 12日、葺合署で開かれた贈呈式には、クレバ号が登場し、山本真一署長から感謝状と骨の形をした犬用のガムが渡された。山本署長は兵庫県警・ 暴力団排除対策室長や暴力団対策課長を歴任、2010年の暴力団排除条例制定・施行に向けて、県当局など関係各所との交渉や調整に奔走した。それだけに現場の警察官の苦労や住民の安心・安全の重要性を肌身で知る。 今回の手柄に「無事見つかって良かった。よくやってくれた」とクレバ号をねぎらった。そして村岡孝行・鑑識課指導員は「これからも一生懸命、訓練を頑張ろう」と声を掛けた。

「クレバ号」は鑑識課所属の警察犬のうち最若手〈※画像提供・兵庫県警〉

 兵庫県警は「クレバ号」の逃走を教訓に、 警察犬が出動する際は位置情報を把握できるよう、猟犬用のGPS(衛星利用測位システム)を首輪に付けるなどの対策を取っている。