兵庫県警音楽隊・第27回定期演奏会が1月30日、兵庫県立芸術文化センター・KOBELCO大ホール(西宮市)で開催された。

アンコールピースとして…「マツケンサンバⅡ」の1シーン
兵庫県警音楽隊は東日本大震災の被災地・宮城でも「はーとふるコンサート」を開催

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策で、今年は初めての『無観客』。この模様を動画投稿サイト「YouTube」の兵庫県警公式チャンネルで視聴できる。(※記事中写真はすべて兵庫県警提供)

初めての『無観客演奏会』熱気はダイレクトに伝えたい
ステージドリル「ダイナミック・ポリス・サウンド」

 兵庫県警音楽隊は1951年9月、神戸市警察音楽隊として発足。現在、楽長兼指揮者の松浦晴信警部補以下34人で構成される。「金曜コンサート」などで県民警察とを結ぶ『音のかけ橋』として各地をミュージックパトロールしているが、コロナ禍で2020年2月以降、金曜コンサートは7回中止に。また派遣演奏95件が相次いでキャンセルとなった。定期演奏会には応援で7つの警察署からもプレーヤーが駆け付けた。

兵庫県警音楽隊 松浦晴信・楽長
カラーガード隊「HOPPS(ホップス)」によるミニフラッグ演技

 定期演奏会の無観客を決断したのは、1月12日。関西3府県に緊急事態宣言が再発令される直前で、中止も選択肢にあったが、これまでにもサイバー犯罪被害防止や自転車の安全運転指導などで行ってきたオンライン広報活動のノウハウを生かし、「無観客・ウェブ配信」を決めた。

映像収録・編集はすべて警察官の手で 長年蓄積されたノウハウがここに
司会はラジオ関西「パトロールニュース」でもおなじみ、県民広報課 野中梨央・巡査長

 折しもコロナ禍。人々は外出自粛、密を避け、コンサートにも足を運べない。何よりも演奏する機会を奪われた音楽隊員、身の置きどころがなくなった。観客との一体感を何とか届けたい。予定通り開催されたとしても遠隔地からホールへ直接出向くことができなかった、という人にも十分楽しんでいただけるよう、映像収録・編集はすべて兵庫県警・県民広報課が担当した。兵庫県警はこれを機会に、さまざまなイベントや広報啓発活動をウェブ配信するという。密はなくとも『心の密』・・・。新たな発信のあり方がここに芽生えた。