第五管区海上保安本部(神戸市中央区)は、海の緊急通報用電話番号『118番』の認知度向上に貢献したとして、「551の豚まんが、あるとき〜!」のテレビCMでおなじみの「551蓬莱」(株式会社 蓬莱 / 本社・大阪市浪速区)」に感謝状を贈った。

感謝状を受け取る蓬莱・羅賢一社長(右)<2021年3月26日 第五管区海上保安本部(神戸市中央区)>
感謝状を受け取る蓬莱・羅賢一社長(右)<2021年3月26日 第五管区海上保安本部(神戸市中央区)>

 『118番』は、海上での事件・事故の緊急通報用電話番号として、海上保安庁が2000年5月から運用を開始。2020年、海上保安庁全体での「118番」年間通報実績は約46万件。このうち近畿(日本海側を除く)・四国7府県の水域を管轄する第五管区海上保安本部への通報件数は、全国で2番目に多い7万7000件。このうち海難や密漁情報といった有効な通報は490件で、間違い電話や無言電話、すぐに電話が切れる「即断」が約99%の7万6000件だった。

551蓬莱コラボ持ち帰り用手提げ袋(左から中、大、小)巡視艇は 「PC(※大型巡視艇)551 ほうらい」、ヘリコプターは「あるとき号」<※画像提供・第五管区海上保安本部>
551蓬莱コラボ持ち帰り用手提げ袋(左から中、大、小)巡視艇は 「PC(※大型巡視艇)551 ほうらい」、ヘリコプターは「あるとき号」<※画像提供・第五管区海上保安本部>

 こうした深刻な状況を踏まえて、海上保安庁は毎年1月18日を「118番の日」に定めて周知活動を行ってきた。しかし2020年以降は新型コロナウイルスの感染拡大でイベントなどの大半が中止に。そこで関西で抜群の知名度を誇る 551蓬莱とのコラボレーションを企画。蓬莱側もこの企画に賛同した。1月16日〜31日、551蓬莱全ての店舗の持ち帰り用手提げ袋を海上保安庁とのコラボ仕様として各店舗で配布した。

「118番」約99%が無効通報<※画像提供・海上保安庁>
「118番」約99%が無効通報<※画像提供・海上保安庁>

 蓬莱・営業支援課主任の八田実紀さんは「手提げ袋は意外に目立つ存在。実際に神戸港で巡視艇などを見て、ウチのデザイナーがひらめいたレイアウトで作成しました。海の事故は『118番』。海で事故が起きると、陸上とは違って緊急性はもっと高まります。ほとんどが間違い電話という現実を解消できるお手伝いができればと思いました」と話した。

『118番』海上保安庁が2000年5月から運用を開始<※画像提供・第五管区海上保安本部>
『118番』海上保安庁が2000年5月から運用を開始<※画像提供・第五管区海上保安本部>

 イラストの巡視艇は 「PC(※大型巡視艇)551 ほうらい」、ヘリコプターは「あるとき号」。大きい方の紙袋にはヘリコプターから機動救難士が海上に降下する様子が描かれている。

※PCとはパトロールの「P」と、「艇」を意味するクラフト(Craft)の「C」

左から鈴木史朗・第五管区海上保安本部長、蓬莱・羅賢一社長、八田実紀主任<2021年3月26日 第五管区海上保安本部(神戸市中央区)>
左から鈴木史朗・第五管区海上保安本部長、蓬莱・羅賢一社長、八田実紀主任<2021年3月26日 第五管区海上保安本部(神戸市中央区)>

 また、第五管区海上保安本部・鈴木史朗本部長から感謝状を受け取った蓬莱の羅賢一・3代目社長は「私たちもナンバ551(番)の蓬莱として、関西の皆さんに育てていただきました。 意外だと思われますが、関西以外で実店舗での販売展開はしていないんです(催事などを除く)。これまでにも大阪府警や大阪市消防局ともコラボレーションしてきましたし、こうした社会貢献、関西の皆さんが安心して安全な生活を送れるようサポートします」と意気込みを語った。

551蓬莱 戎橋本店<大阪市中央区 難波3丁目現在リニューアル工事中>
551蓬莱 戎橋本店<大阪市中央区難波3丁目 現在リニューアル工事中>
第五管区海上保安本部<神戸市中央区波止場町>
第五管区海上保安本部<神戸市中央区波止場町>