兵庫県の但馬地方で初めての4年制大学となる芸術文化観光専門職大学(豊岡市山王町)が、4月1日開学した。

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 同日の午後4時から行われた開学式では、平田オリザ学長が「全国から優秀な学生・教員が集まってくれた。ここから学びの場を地域に広げていきたい」とあいさつ。地元の各自治体の首長らとテープカットを行った。

(写真②あいさつする平田学長)
あいさつする平田オリザ学長
(写真③)
テープカットの様子

 芸術文化観光専門職大学は「芸術文化・観光学部」のみの専門職大学で、定員は1学年80人。初年度はのべ621人が受験し、倍率は7.8倍の狭き門となった。国公立大学としては初めての「演劇を本格的に学べる大学」で、学内には客席220席を備えた劇場や大道具・小道具の制作室、ダンスなどができるスタジオも備えている。

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 ただ、この大学のねらいは、単に演劇人を育てることではない。「芸術文化」と「観光」という2つの視点を生かして、地域創生の実現に貢献できる人材を育成することを目的に掲げた、全く新しい大学だ。授業の3分の1は実習で、宿泊施設や旅行会社、劇場、テーマパークなどの現場を経験する。また、今年第2回が開催される「豊岡演劇祭」の運営にも学生が企画段階から関わるという。

 平田学長は「新型コロナウイルスによって大きなダメージを受けた観光業・ライブエンターテインメント産業の復興を担う人材を育てたい」と話している。初年度の入学者は84人。1年次は全員が寮で生活する。(FMジャングル)

(写真⑤ 学舎(奥)と学生寮(手前))
学舎(奥)と学生寮(手前)