65歳以上の高齢者(全国の約3600万人)を対象にした新型コロナウイルスのワクチン優先接種が12日、各地で始まった。兵庫では神戸市と伊丹市で高齢者施設の入所者などが接種を受けた。井戸敏三知事は同日の会見で「接種は特効薬ではないが大きな力になる。不安解消の手段にもなる。具体的なスケジュールを示すことが重要」とし「大型連休明けにかなりの数のワクチンが配布される見通し。5月から6月にかけて大きな進捗を見ることができるのではないか」と期待を込めた。

井戸知事「ワクチン、大きな力になる。不安解消の手段にも」と期待寄せる
井戸知事「ワクチン、大きな力になる。不安解消の手段にも」と期待寄せる

 伊丹市の特別養護老人ホームでは、12日に第1弾として届いたワクチンが500人分と限られた量であることから、市は高齢者施設の入所者や勤務する人に優先して接種し、クラスター(感染者集団)の発生や重症化を防ぎたいとしている。伊丹市ではもう1か所の高齢者施設でも接種。4月後半には第2弾が到着する見通しで、順次ほかの施設にも対象を広げる予定。