2021年デンマークF4に再び参戦する女子中学生レーサー、Juju(ジュジュ)こと野田樹潤さん(15)の開幕戦は、15日、16日にパドボーグパークで開かれた。レースは15分間プラス1周で競われ、Jujuは第1戦、第2戦ともに2位。第3戦はリタイアという結果だった。

開幕戦でコースレコードを塗り替えたJuju。速さは今年も健在だ。(NODAレーシング提供)

 14日の練習走行でトップタイムを記録したJujuは、好調を維持しながら15日の本番へ。予選では、コースに入るタイミングが悪く、他のマシンの影響を受けながらの走りでポールポジションを逃した。

 16日の決勝。第1戦は2番グリッドからのスタート。ファステストラップで、コースレコードを塗り替える快走で2位でフィニッシュした。続く第2戦は、上位の順位を入れ替えるリバースグリッドで6番からスタート。雨が降ったりやんだりというコンディションの中、オーバーテイクを繰り返し、終盤までにトップに立ったが、ファイナルラップでトップを譲り、第1戦に続き2位でフィニッシュした。

「今季は昨年と違ってタイトルを意識しているので、第1戦と第2戦はトップばかりを意識せず、確実にポジションをキープした」とJuju。トップを走りながら、雨の中をプッシュし過ぎてオーバーランし、勝ちを逃した昨年の反省からだ。

タイトル獲得を明言し、集中力を一段と高めるJuju(NODAレーシング提供)

 第3戦は、1戦、2戦の結果からすれば2番グリッドからのスタートだった。ところが、第2戦の後、グローブに3ミリほどの穴が開いていたことを規則違反とされ、6番グリッドに降格。地元の関係者でもあまり聞いたことがないというペナルティが、Jujuの闘争心に火をつけた。

 猛烈なオーバーテイクで2位にジャンプアップし、トップのマシンが視野に入ったころから大雨に。先行車が巻き上げる水しぶきで前が見えず、ドライタイヤのままスピンするマシンが続出する中、激しいトップ争いの中でスリップし痛恨のリタイア。直後にセーフティーカーが出て、レースは終了した。

 開幕戦を終え、Jujuは「第3戦は、事故がなくてよかった。今回も初めてのケースに対応し、また引き出しが増えました。これからも試練は降りかかるが、それを跳ね返してでもタイトルを目指します」と話している。

「今季はタイトルを取る」。野田監督とJujuの戦いが始まった。(NODAレーシング提供)

 2度目の大会となる第4戦から6戦は、6月12、13日にスウェーデンのストルップ・レースウェイで行われる。