兵庫県の斎藤元彦知事は24日、8月1日の知事就任以来、初めてラジオ関西の番組に生出演し、「10代、20代にも感染を広げるデルタ株の猛威で、その親にあたる40代、50代の重症化リスクが高まっている」として、家庭内感染の予防に注意を呼び掛けた。

 8月23日現在、入院患者は823人で、うち重症者は61人。「病床占有率は66.5パーセントとなり、重症対応は4割を超えている。ここはかなり注意が必要。医療の現場は、一般診療との兼ね合いで苦労しており、すぐに病床を増やすことが難しい。そこでホテルの確保に力を入れている。看護師を24時間配備し、医師の朝夕の問診も整えるなど、病院に準じる体制づくりを進めている」と説明した。

知事就任後初めてラジオ関西の生番組に出演した兵庫県の斎藤元彦知事(8月24日ラジオ関西)
知事就任後初めてラジオ関西の生番組に出演した兵庫県の斎藤元彦知事(8月24日=ラジオ関西)

 ワクチン接種が進み、高齢者の患者数が減少に向かうなか、10代、20代と、その親にあたる40代、50代の感染が目立つ。「感染経路では家庭内感染が全体の6割以上を占めている。一人が感染すると、家族全員が感染してしまう。重症化の割合は40代、50代が多く、今、子育て世代のリスクが最も高い」と強調、「若い人には、友だちとの外での会話に気をつけてほしい」とマスクの着用を呼び掛けた。