2021年デンマークF4の第5ラウンド(第10戦〜12戦)が9月3日、4日、パドボーグパークで行われ、Jujuこと野田樹潤さん(15)は、第10戦を2位、第11戦を3位と健闘。ポールポジションを勝ち取った第12戦で、今季初の優勝を目指したが、ボディの一部が外れるまさかのトラブルに見舞われ、痛恨のリタイアとなった。

 8月の第4ラウンドで原因不明のエンジントラブルに苦しんだJuju。その後の修復作業にも関わらず、万全とは言えないコンディションで第5ラウンドを迎えた。エンジン不調のまま、前回に引き続き、燃料を満タンにして重量オーバーのハンディを背負いながらの走りを余儀なくされた。

トラブルが解消しないJujuのマシン。チームの模索が続く(NODAレーシング提供)

 3日の予選は、トップタイムに100分の7秒に迫るタイムで3位に。第10戦は2位でゴールした。明けて4日の第11戦は、順位を入れ替えるリバースグリッドで7番手からのスタート。ニュータイヤを最終の12戦に温存しつつ、その最終戦でポールポジションを確保できる上位を目指し、狙い通りの3位でフィニッシュした。

 満を持して迎えた第12戦。ロケット・スタートを決め、快調に後続を引き離しにかかったその矢先、ボディの一部が外れるアクシデントに見舞われた。ボディの一部が路面に接触し、白煙を上げた。ピットに入り、テープで修復するなどして、再びレースに復帰したが、結局、続行不能となり無念のリタイヤとなった。

突然、ボディの一部がはずれ、白煙を上げるJujuのマシン(NODAレーシング提供)

 父親で監督の野田英樹さんは「チームによる凡ミス 。完全に勝てるレースだった。Jujuは完璧以上の仕事をした」と、マシンから降り、くやしさに震えるJujuの肩を抱いた。Jujuは、「エンジントラブルが完全に解決できず、それでもメカニックが何とか戦えるマシンに仕上げてくれました。苦しい中でも、タイヤを温存したままポールポジションを獲得して臨んだレースだったので残念です。今年はなかなか勝たせてもらえません。これも自分を成長させるために意味のあることなんだと思います」と話している。

相次ぐトラブルにも見事な対応力を見せるJuju(NODAレーシング提供)