女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサが、19日、練習拠点とする神戸市の六甲アイランドで、地域住民とともに清掃活動を行った。

(Photo by T.MAEDA)

 これはWEリーグが掲げる理念推進活動の一環。リーグ戦の第2節では試合が組まれていないINAC神戸は、「WE ACTION DAY」(WEリーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」を体現するために、各クラブがアクションを起こす日)に、神戸市環境局が進めるプロジェクト「ステンスワンプロジェクト」とのタイアップとして、「WE ACTION DAY『INACファミリー六甲アイランドクリーンアップ大作戦』」を実施。当日は、キャプテンの中島依美選手やWEリーグファーストゴールを決めた髙瀬愛実選手、田中美南選手らトップチームだけでなく、アカデミーを含めた全カテゴリーの選手とスタッフが参加し、地域住民の団体「六甲アイランドを美しい街にする会」とともに、約1時間にわたって街なかのごみを拾い集めた。

(Photo by T.MAEDA)
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 選手を代表して取材に応じたDF羽座妃粋(はざ・ひすい)選手は、「(地域の方々とこれまで)なかなか触れ合う機会とかもなかったなか、実際に触れ合えることもうれしかったです。普段お世話になっているこの街で、地域の人と一緒に街をきれいにする活動は充実していて、1時間がすごくあっという間に過ぎたなという感じがしました」と、今回の活動の感想をコメント。ゴミ拾いを通じて地域の子どもたちとの交流も深まったようで、「子どもたちはごみ(拾い)に夢中で、『あっちもある』『こっちもある』みたいな感じで、そういう純粋さを持っている。きれいにするというだけじゃなく、純粋に、いろいろ楽しみながらやっているのも、すごく刺激的でした」と、今回の活動で新たな発見もあったようだ。

 女子サッカーのプロリーグ元年で注目を集めるなか、羽座選手は「私たちは地域の人やファンの人から応援されることがすごく力になるので、応援したくなるようなチームでありたい。また、地域やいろんなファンの人、子どもたちとの距離も近くなるような、憧れだったり尊敬されるような人としてふるまっていきたい」と述べていた。

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●開幕戦で無失点勝利に貢献、INAC神戸DF羽座妃粋「充実感を感じている」

INAC神戸DF羽座妃粋選手(Photo by T.MAEDA)

 昨シーズンまではスペインでプレーし、8月にINAC神戸に復帰を果たした羽座選手。WEリーグ開幕戦で、センターバックの一角として先発フル出場すると、スペインでの経験をいかした力強いディフェンスを随所に披露。チームの無失点勝利に大きく貢献した。「1度チームを出てから、もう1度このようにチームに帰ってくることができたのは、すごいうれしいこと。開幕戦に出ることができて、チームに貢献できたことは、すごく充実感を感じています」と胸を張る。それでも、「これからまだまだ続いていくので、このモチベーションを維持するために、一つひとつのプレー、行動に気を付けて頑張っていきたい」と、次を見据えていた。

「WE ACTION DAY」翌日の20日は敬老の日。羽座選手は「私も久々に日本に帰ってきたなか、いろんな人や年輩の方、自分の祖母もそうですが、すごく応援してくれています。普段から感謝の気持ちを持っているのはもちろんですが、そういった方々にサッカーで活躍したり、このように様々な地域の活動に参加することで、感謝の気持ちを今後も伝えていきたい」と家族や周囲への感謝を述べ、女子プロサッカー選手「WEリーガー」としての一歩を踏み出した。