プロ野球の日本ハムや阪神で活躍した片岡篤史氏がラジオ番組にゲスト出演し、今季セ・リーグでし烈な優勝争いを繰り広げている阪神や、ルーキーの佐藤輝明選手に熱いエールを送った。

片岡篤史氏(写真:ラジオ関西)

 林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』(ラジオ関西、月曜午後7時30分〜)で、2年目を迎えて初の生放送となった10月4日放送回に、ゲスト出演した片岡氏。

「(阪神は)開幕してからは非常に調子が良かったが、東京五輪を挟んでからヤクルトがグッと出てきた。皆さん注目のルーキー・佐藤が、ちょっとその辺(夏場)から調子が落ちてきた」と、やはり気になるのは、眠れる若き大砲の状態。

「今、(佐藤は)ちょっと状態が落ちていて、ファンにとってはヤキモキするかもしれないが、開幕前半の阪神が良い状態でいられた要因は、間違いなく佐藤選手の加入。それは大きい。西武戦で1試合(ホームラン)3発というのもあったが、チームを活性化させて、ファンに希望や夢をもたらしている」と、現役時代の片岡氏と同じ背番号8を担うスラッガーの奮闘を称えるとともに、その彼に希望を託す。

 そのうえで、終盤戦で厳しい戦いが続く阪神に片岡氏が期待するのは、佐藤選手を含めた主軸の奮起だ。「いま、1・2番の近本(光司)と中野(拓夢)がいいので、あとは彼らを返す人(がカギ)。マルテ、大山(悠輔)、糸原(健斗)やサンズ、そして佐藤にしても、彼らの状態があがってくれば、今まで1点だったところが2点、2点のところが3点となってくる」。

番組生放送の様子(写真:ラジオ関西)

 一方、投手陣に目を向けると、特に抑えのスアレス投手を絶賛する。「勝ちパターンの投手で負けると、倍くらい疲れたり、2敗分のショックがあったりするものだが、スアレスは追い越されはしない。(安定している)彼から逆算できるのは阪神の強みだと思う」。

 そして、阪神を率いる矢野燿大監督について「前半は調子良く走っていたのに、(後半戦で)追いつかれたり、スタメンを組む場面でも試行錯誤していたり、表情を見ていても苦しいだろうなと感じる。それでも、頑張ってほしい」とおもんばかった、片岡氏。

「優勝争いをしているとき、佐藤のような選手はなかなか出てこないだろうと思われるなかで、(いま調子の上がらない)佐藤をどう使うかも難しいところ。起用には賛否両論あると思うが、実際のところは、チームの中にいる、2月のキャンプから見ている監督・首脳陣しか(選手の状態は)わからないもの。だからこそ、周りの声を気にせず、悔いが残らないよう、自分たちの思うままにやってほしい!」と、矢野阪神、そして、大物ルーキーを熱く後押し。阪神ファンには「ビリーブですよ!」と、16年ぶりとなる優勝へのサポートを呼びかけた。

 なお、佐藤選手は5日、7番ライトで先発出場したDeNA戦の第1打席に60打席ぶりとなるヒットを放ち、トンネルを脱しただけに、今後への期待も高まる。

 また、番組では片岡氏の現役時代の応援歌で阪神ファンが歌う「実家は、檜風呂〜♪」のエピソードトークでも盛り上がっていたなか、最後にパーソナリティーの林氏から「ズバリ、どうですか! 阪神優勝の可能性は?」と尋ねられた片岡氏。「最後の最後までもつれると思うが、最後は(阪神に頂点へ)行ってほしいね」と、期待を寄せる。首位のヤクルト、追う阪神、さらに巨人も3位から虎視眈々とつけるなど、佳境に入るペナントレースは混戦模様だが「最後の最後まで、全力で、こんな緊張感のある中で、熱い試合ができるのは、プロ野球選手冥利に尽きる。この緊張感をプラスにとらえて頑張ってほしい」と、OBとしてエールを送っていた。

写真左から、フリーアナウンサーの田中大貴、片岡篤史氏、林歳彦氏(会社経営者・環境活動家) ※撮影時にマスクを外して対応