兵庫県明石市で2022年11月13日(日)に行われる「第41回全国豊かな海づくり大会 兵庫大会」まで約1年。そのプレイベントとして、今年10月17日(日)に「あかし海フェスタ」が、明石市中崎の明石ウォーターフロントパークGRAVAで開催された。

 会場では、昔ながらの露店が立ち並ぶ「懐かしの縁日」や明石近海の魚が泳ぐ「お魚プール」、そしてクイズや塗り絵に参加すると明石焼きや明石名産サンマの開き干しがもらえるなど各種体験ブースも登場。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策をとりながら、たくさんの家族連れや若者たちが“海のお祭り”を楽しんだ。

 ひときわ盛り上がりを見せたのが、会場に設置された大型パネルの除幕式。お披露目されたのは、イラストレーター・都あきこさんが明石の豊かな海をダイナミックに描いた高さ2.2メートル、幅約6.3メートルの大作だ。色鮮やかなイラストパネルが姿を現すと、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。

イラストレーター・都あきこさんが明石の海を描いた大型イラストパネル

 イラストのタイトルはSDGs(持続可能な開発目標)の1つでもある「LIFE BELOW WATER(海の豊かさを守ろう)」。明石出身の都さんは、13日に放送されたラジオ番組で、イラストパネルの制作エピソードを披露した。

 幼少期は毎日のように海で泳いだと言う都さん。「お話をいただいたときはとてもうれしく、市民の皆さんに喜んでもらえる絵をワクワクしながら考えた」と話す。「明石沖に生息する魚を調べ、有名どころのタイ、タコに加えアオリイカやサワラ、ブリ、タチウオ、名産のノリも描いた。カメもいますので、皆さんで探してほしい。さらに、海の向こうには明石の街並みが広がり、明石城に明石駅、明石市立天文科学館、海水浴を楽しむ人々が集まる大蔵海岸など、名所を散りばめている」。絵の中には、明石の街を空の上から見守る仙人の姿も。その名も子午線にかけて「子午仙人」だとか。手にしているのは大きな古時計だ。「幼い頃から親しんだ大好きな明石の海。その豊かさを守りたいし、また来年開かれる海づくり大会を応援したい。そんな気持ちを込めた」(都さん)。

写真左から、イラストレーターの都あきこさん、レポーターの嵐みずえ、株式会社CBP代表取締役社長の藤井良幸さん

◆明石港そばに期間限定オープン「海を見ながらアウトドアを満喫して」

 多くの客でにぎわった会場のGRAVAは今年3月、明石市役所の西側に新しい遊び場として誕生。周辺地域の再開発活性化、そして来たる海づくり大会への機運を高めるため、来年秋頃までの期間限定オープンとなっている。明石港を見渡せる広大な敷地に、キャンピングカーなどで車中泊ができる「RVパーク明石東港」や愛犬と一緒に遊べるドッグランエリア「わん!パーク」、ドローンを飛ばす体験などができる「ドローンパーク」など魅力あふれる施設が充実。運営する株式会社CBP代表取締役社長・藤井良幸さんは、「週末には飲食店や雑貨店が出店する『シーサイド・マルシェ』も開催中。海を眺めながら家族みんなでアウトドアを満喫してもらいたい」と語った。

 もともとは明石市民に馴染み深い市役所横の「砂利揚げ場」だった場所が、海と触れ合うテーマパークに生まれ変わった。海づくり大会まであと1年、ますます活気づくGRAVAに注目だ。(嵐みずえ)

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