今年9月に神戸国際展示場で行われた『こうべしんきん ビジネスメッセ 2021』。西日本最大級の産業総合展示会『国際フロンティア産業メッセ2021』と同時開催されたメッセ出展企業の1つに、兵庫県明石市のグッドフェローズ株式会社がある。

 グッドフェローズ株式会社は明石市内の2か所、神戸市内の1か所で障害者就労支援A型事業所を展開。明石・西明石・舞子の事業所では、検品や梱包作業とともに、スイーツの製造・販売を行っている。

納品作業のようす(写真提供:グッドフェローズ株式会社)
倉庫内作業のようす(写真提供:グッドフェローズ株式会社)

 特にスイーツ製造では、関連会社である「グリュック株式会社」のスイーツブランド「Glück135(グリュックイチサンゴ)」の製造を受託。

 小麦粉を使用せずベルギー産のカカオで作った「ガトーショコラ」は、もちもちとした食感と濃厚なカカオでチョコの味を十二分に生かした人気の品だ。また「アニマル・ベイクチョコ」は見た目はクッキーのようだが、すべてチョコレートだけで作ったオリジナル焼きチョコで、さっくりした食感。パンダ・ブタ・コアラ・カエルなどの種類があり、一つひとつ手書きで表情を書き入れているので、様々な表情を楽しめる。

ガトーショコラ(写真提供:グッドフェローズ株式会社)
アニマルベイクチョコ(写真提供:グッドフェローズ株式会社)

 経営理念として「すべての従業員とその家族を幸せに」「すべての従業員と夢を共有し実現する」「障がい者・高齢者と共に働き 活躍できる地域社会を創る」を掲げる同社。

 その根本にあるのが、「一人ひとりの個性や多様性を大切にする」という思いだ。

 支援員の河部里咲さんの名刺にある部署名は「人財開発部」。「人材開発」ではなく「人財開発」というのも、「人を材料のひとつとしてみるのではなく、財産の1つとみる」という同社のこだわりが垣間見える。

 今回のブース出展では、人手不足に悩む企業に向けた提案を展開。「企業のニーズに応えつつ、障がい者に働く喜びを提供したい」と話す。しかし一方で、企業側には障がい者を雇用することに身構えるケースがやはり少なくないという。河部さんは「私たち支援員は障がいのある方々を知り尽くしているプロとして、企業にもきっちり説明していきたい」と話す。

グッドフェローズ株式会社の河部里咲さん
グッドフェローズ株式会社のブースより

「障がい者が働けるということを、多くの人に知ってほしい」。「障がい者・高齢者と共に働き 活躍できる地域社会を創る」というミッションを胸に、グッドフェローズのチャレンジは続く。

 グッドフェローズが手掛ける「Glück135」のスイーツは、同社の明石事業所で直販しているほか、毎週月曜・木曜に明石市役所で販売中。ネット販売も対応している。

セットアップ作業(写真提供:グッドフェローズ株式会社)