兵庫県淡路市の沿岸で9月、男女3人が死亡した水上バイク衝突事故で、3人のうち操縦免許を持っていない神戸市長田区の職業不詳の男性(当時28)が水上バイクを操縦して事故を起こしたとして、神戸海上保安部は5日、重過失致死・過失往来容疑で、この男性を容疑者死亡のまま書類送検した。

損傷、漂流した水上オートバイ<2021年9月15日 ※画像提供・第五管区海上保安本部>
損傷、漂流した水上オートバイ<2021年9月15日 ※画像提供・第五管区海上保安本部>

 男性の送致容疑は9月15日、淡路市岩屋付近の海上で、水上バイクを運転し、誤って消波ブロックに衝突、同乗していた男女2人を死亡させたとされる。男性の呼気1リットル当たり、0.39ミリグラム相当のアルコールが血中から検出されたという。
 同乗していたのは、いずれも男性の知人で、神戸市長田区の女性(当時29)と、同市兵庫区の男性(当時35)。水上バイクの操縦免許を持っていたのは兵庫区の男性だけだったという。

3人の遺体が発見された淡路島・岩屋沖<2021年9月15日 ※画像提供・第五管区海上保安本部>
3人の遺体が発見された淡路島・岩屋沖<2021年9月15日 ※画像提供・第五管区海上保安本部>

 水上バイクに速度規制はないものの、神戸海上保安部は事故当時、この水上バイクが時速約100キロの高速度で危険な走行をしていたとみている。司法解剖の結果、3人が死因はいずれも脳挫滅だった。

 急増する水上バイクの事故をめぐっては、兵庫県が危険行為や飲酒に対する罰則強化などを検討している。