女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサに所属する元なでしこジャパン(日本女子代表)FW京川舞選手が14日、ホームゲームの会場で行われたラジオの公開収録にゲスト出演し、近況を語った。

 今年5月、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)を公表し、現在は寛解、復帰に向けて治療を続ける京川選手。チームを外から見つつ、時にはクラブスタッフの仕事をフォローすることも。そのなかで、今回、ノエビアスタジアム神戸の場外園地で行われたINAC神戸応援番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)の公開収録にゲストとして登場。サポーターの前で元気な姿を披露した。

ラジオの公開収録で元気な姿を見せた京川舞選手(左)。右は『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティーの近藤岳登(写真:ラジオ関西)

 ピッチから離れているなか、一方でチームはWEリーグで好調。同日に行われたWEリーグ第9節でもアルビレックス新潟レディースを1-0と下し、開幕8連勝、無失点を継続している。そんなチームの様子を外から見る状況については、「前までは、本当に少しだけ『悔しいな』とか、『ちゃんとこうやってよ』と思うことがあったけれど、今は、けっこう素直に喜べるというか、自分の復活を待って欲しいという気持ちで、メラメラしたものはまだないです。(現実的に復帰間近になったら)ちょっとピリピリしちゃうかも(笑)」と素直な心境を語った。

 体調については、「今は、病院からは制限がない状態で。少しずつ全力に持っていけるようになってきて、木曜のスクールに顔を出してミニゲームをしたり、サッカー感を取り戻したりしているところです」と順調な経過を報告。具体的にいつ復帰したいと考えているかと問われると「今すぐに!(笑)」とはやる思いも持ちつつ、「だけどそれはピリピリしちゃうんで、来年までには。焦らずにいきたいですね」と、自身の状態と向き合いつつ、復帰への意欲を示した。

 公開収録のなかでは、ストライカーとしてこれまでの負けず嫌いなエピソードも飛び出る。昨シーズンは岩渕真奈選手(現、アーセナル/イングランド)や田中美南選手らが前線にいたなか、本職ではないサイドMFでの出番や、時には途中出場もあった京川選手。「めちゃめちゃ得点を取ってみんなでワーッと盛り上がるところは気持ちいいなと思うし、(次の試合に)出られないと悔しいから『1点はなんとか』って思っちゃいますね」と、ゴールでアピールしたい思いが強かったという。番組パーソナリティーの近藤岳登(元Jリーガー)に「2-0で勝っていたとしても関係なく狙いにいくもんね?」と話を振られると、「1回、ちょっと上(先輩)の方から『やめてくれ』っていうのはありました。時間を稼げよというときだったのに、(そこで狙いにいって逆に)カウンターをくらってしまって……。でも、FWの血が騒いだから『まあ許してください』って思いました(苦笑)」と、当時の秘話も明かした。

 また、今のINAC神戸で誰が一番すごいかという質問には、杉田妃和選手の名を挙げた京川選手。「仲がいいから推しちゃうというのもあるけど(笑)、両サイド(ウイングバック)の選手の運動量は見ごたえがある。あそこのスピード感も面白いし、(特に杉田は)ビルドアップでの『ちょっとハマったかな?』を打開できちゃう技術とかも持っている」と絶賛。もし、京川選手がそのポジションを任されたらという話しでは、「緊張しちゃって無理。やっぱり真ん中がいい(笑)」と、あくまでFWにこだわりを見せた。

 最後に、ファン・サポーターに向けて「たくさんいつもメッセージをいただいて、INACのチームとしても個人としても、本当に前向きにやらせてもらっています。またピッチにすぐ立てると思うので、心待ちにして、一緒に盛り上がれるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」とコメントしていた。

ラジオの公開収録で元気な姿を見せた京川舞選手(左)。右は『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティーの近藤岳登(写真:ラジオ関西)

 なお、今回の公開収録の模様は『カンピオーネ!レオネッサ!!』11月15日放送回でオンエアされている。