女子サッカーのWEリーグで首位を走るINAC神戸レオネッサ。21日に行われた第10節、マイナビ仙台レディースとの首位攻防直接対決で、1-1と引き分け、開幕からの連勝記録は8でストップ。今季初めての失点も喫した。

 INAC神戸応援番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)11月22日放送回では、番組パーソナリティーを務める元Jリーガーの近藤岳登とタレントの赤﨑夏実が試合を振り返った。

 近藤はこれまでのINAC神戸の戦いを踏まえて、「先制点取られるなんて思ってなかった」と驚きの様子。それでも、「いい位置でボールを奪えるけど、そのあとの仙台Lのプレスが早いからまた捕まって……。カウンターに行こうというときにまた奪われていた。INAC神戸としては前のめりになった瞬間だったからスイッチを切り替えるのが遅れて、何度か危ない場面があった。リズムが完全に相手だった」と、苦しい前半を回顧。「(それでも)良かったのは、やっぱり『負けない』っていうこと!」と、引き分けに持ち込んだチームを称える。

同点ゴールを決めた成宮唯選手ら、INAC神戸の選手たち(WEリーグ第10節より) ©INAC神戸レオネッサ

 反撃を仕掛けた後半、64分に生まれたMF成宮唯選手の同点ゴールについて、「杉田(妃和)のクロスが相手にあたってかなり高く浮いたボールを、インサイドで軽々と押し込んだ感じだけど、相手も来ていたし、あの高さのボールをしっかり当てるというのは難しいと思う。成宮選手は先週もゴール決めているし、(調子が)乗ってきた。日本代表というプライドが1個できたのかな」と、17番の活躍を評価。「勢いをつけてくれるしスイッチも入れてくれるし、今年のINACにはなくてはならない選手になっている」と太鼓判を押した。

 成宮選手は試合後のインタビューで、「前半はチームとしてハマらなかったので、もったいない時間帯に失点しまったというところは良くない試合内容でした。後半はアグレッシブに前からボールを奪いにいき、ゴールに向かう回数が増えたと思います。負けてもおかしくない試合でしたので、前半の内容を考えたら引き分けで妥当な試合だったかなと思います」と、仙台L戦を冷静に分析していた。

 なお、DF三宅史織選手、FW田中美南選手とともに、新生なでしこジャパン(日本女子代表)の初陣となる欧州遠征メンバーに選ばれた成宮選手。25日にオランダで行われたアイスランド女子代表との親善試合で、先発出場、57分間プレーし、代表デビューを飾っている。

 一方、仙台L戦では今季初失点を喫したが、近藤と赤崎は、「これでちょっと気持ちが楽になったんじゃないかな」と、無失点のプレッシャーから解放されたINAC神戸の心機一転のプレーに期待する。赤崎は「次節が楽しみ! 絶対勝ちましょう! 3点くらい入れてほしい!」と興奮気味に話した。

赤﨑夏実
近藤岳登

 また、近藤は今、INAC神戸に必要なプレーとして、「早めのクロスをもっと入れていいんじゃないかな」「一番怖いエリアに抜けていく。プルアウェイしてゴールに体を向けるようなプレーをがんがん行ってほしい! オフサイドになってもいいから、それが相手への脅威になるし中盤も出しやすくなるし、自分もドリブルしやすくなる」と、まだまだ伸びしろのあるレオネッサの選手たちを激励した。

 WEリーグは、なでしこジャパンの活動のため、1週間のブレイクをおき、次節(第11節)は12月4日に開催。これがリーグ前半戦最後の試合となる。勝点25で首位を走るINAC神戸は、8位のサンフレッチェ広島レジーナ(勝点9)と、アウェイの広島広域公園第一球技場で対戦。キックオフ予定は午後1時。

番組パーソナリティーを務める元Jリーガーの近藤岳登(右)とタレントの赤﨑夏実