2024年5月に神戸で開かれる「神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会」まで2年となるのを前に、パラアスリートの世界に触れてもらおうと、組織委員会は、競技用義足を実際に装着したり、レーサー(競技用車いす)を間近で見たりすることができる体験イベントを、14日(土)15日(日)の2日間、神戸メリケンパーク(神戸市中央区)で開く。

提供:神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会

 同大会は、国際パラリンピック委員会(IPC)が創設した世界最高峰のパラ陸上競技大会。2年ごとに開催され、2019年のドバイ開催を受け、2021年9月に東アジアで初めて日本(兵庫県神戸市)で開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの世界的な流行で2度の延期を余儀なくされ、2024年5月17日から25日に開催されることとなった。

 大会2年前イベントは、神戸まつり代替イベント「KOBE元気まつり2022」のスポーツ体験エリア内で実施。義肢装具士などを養成する神戸医療福祉専門学校三田校の協力で、競技用義足体験が可能。2日目の15日には、義足のランナーとしていくつもの市民マラソン大会で活躍し、東京2020オリンピック聖火リレーのランナーも務めた松本功さんが駆けつけ、ガイド役を担う。

競技用の義足(提供:神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会、撮影:神戸医療福祉専門学校三田校)
写真中央:松本功さん(提供:神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会、撮影:神戸医療福祉専門学校三田校)

 また、「レーサー」と呼ばれる競技用車いすも2日間展示する。パラ陸上競技の車いす種目は、まるでモータースポーツのような迫力とスピード感が魅力。疾走するパラアスリートのパフォーマンスを支える車いすの進化も間近で見ることができるほか、子ども向けの塗り絵の配布もある。

パラ陸上競技の車いす種目は迫力とスピード感が魅力(撮影:日本パラ陸上競技連盟)
パラ陸上競技の車いす種目は迫力とスピード感が魅力(提供:神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会、撮影:日本パラ陸上競技連盟)

 組織委員会の担当者は「まずは体験で知るところから。2年後の本番に向けて、パラアスリートの世界に触れることができる機会をつくっていきたい」と話す。

 なお、大会本番の会場は神戸市須磨区のユニバー記念競技場。約100か国から約1,300人の選手の参加を見込んでいる。組織委員会の増田明美会長は「世界のすごい選手達が、国際都市神戸に集まりますよ。ユニバー記念競技場で、東京パラリンピックで活躍した選手や3カ月後のパリパラリンピックのヒーロー・ヒロインに会えるでしょう。延期になった分、これから2年かけて、国際都市神戸のインクルーシブな街の魅力をどんどん広めていきます。みんなで盛り上げていきましょう」とコメントしている。

組織委員会の増田明美会長(提供:神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会)

※義足歩行体験は、装具のサイズの関係で、概ね身⾧150㎝以上が対象。会場での先着順受付。悪天候の場合は体験会は中断する可能性がある。