阪急阪神百貨店を運営するH2Oリテイリング(本社・大阪市北区)は「神戸阪急」を全面改装すると発表した。本館1〜9階と新館1〜8階を2023年秋頃までをめどにリニューアルする。約80億円を投じる。

 コンセプトは、「神戸を愛し、神戸に愛される With KOBE 百貨店」で、「神戸阪急ではない、神戸の阪急になる」をメッセージに、地元神戸のお客と素敵な神戸暮らしを共創する百貨店を目指す。同時にイベントやお祝いごとなどの買い物で、特別な意識を持つ”ハレ消費”の品ぞろえを強化する都市型百貨店モデルへの転換も行う。

 神戸・三宮地区は、2022年度から神戸市の再整備事業がスタートする予定で、この動きにも合わせて改装を進めるという。

 まず2022年度は、8月に新館1階〜3階にモードの新しいメゾン「Hankyu Mode Kobe(ハンキュウ・モード・コウベ)」が誕生する。

 本館とは独立した環境で、ファッションだけでなく、インテリア、カフェなど、「モード」を暮らしのアクセントとして取り入れる神戸流のモードライフを提案する、約2500平方メートルの売場がオープンする。

 これに先駆けて、6月22日以降、1階フラワーロード側に4つのブランドが先行してオープンする。同時に、外観も刷新する。

■新館1階「インターナショナルブティックス」に先行オープンするブランド(いずれも神戸阪急で初)

「BALENCIAGA (バレンシアガ)」 6月22日(水)〜
「LOEVE(ロエベ)」ポップアップ 6月22日(水)〜7月31日(日)
「BOTTEGA VENETA (ボッテガ・ヴェネタ)」 7月7日(木)
「CELINE (セリーヌ)」 7月9日(土)

 「神戸阪急」は2019年10月に「そごう神戸店」から屋号が変わった際、地下・食品売り場などが改装されてオープンした。全面改装はそごう時代に、阪神・淡路大震災で本館が半壊し、全館復興グランドオープンした1996(平成8)年以来。この時「復興」のシンボルにもなった。なおH2Oリテイリングは、神戸阪急と並行して「高槻阪急」も全面改装する。