林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2022年6月20日放送回に、関西サッカーリーグ1部「FC.AWJ」のCOO・三上昴さんがゲストとして登場。地域サッカークラブの現状や、淡路島からJリーグを目指す熱い思いについて語った。

「FC.AWJ」は、関西サッカーリーグ1部に所属し、淡路島を拠点とするサッカークラブだ。三上さんは2か月前に同クラブの最高執行責任者(COO)に就任し、主に経営面を担っている。

「選手に関わるというより、企業としてクラブを大きくするため、地元住民や企業・行政との接点を作ることが多いです」と、三上さん。基本的には一般企業の経営と考え方は同じらしいが、現状「収入の柱の少なさ」が課題だという。

「サッカークラブの収入源はチケットやグッズなどがありますが、地域クラブに関してはチケットが無料なんです。グッズ展開もしていますが、そこまで多くの収入は見込めませんし『どこで収入を上げるか』というのは、悩みどころですね。企業や行政とどう関わっていくかが重要になってくると思います」(三上さん)

 そんな課題を解決していくとともに、三上さんには実現させたい"ある野望"があるのだそう。それは、サッカーを通して淡路島を盛り上げるということだ。

「淡路島のサッカーの歴史って、2002年までさかのぼるんです。当時は日韓ワールドカップが開催されて、(デイヴィッド・)ベッカム選手が現役で活躍していたときのイングランド代表が(淡路島へ)キャンプに来てたんですよね。だから今でも地元の人から『ベッカムは見に行ったよ』って話を聞くんですが、逆に言えば、2002年で皆のサッカーに関する熱や時間が止まってしまっている。だから、その止まっていた時を今、動かしたいんです」(三上さん)

 そこで今夏、企画されたのが、7月3日(日)に開催される『トモツクフェスティバル』だ。同日は「FC.AWJ」の関西サッカーリーグ1部、第8節のおこしやす京都AC戦が行われる(キックオフは午前11時30分)が、その会場でもある淡路島スポーツパーク五色「アスパ五色」で、「共に創る」をコンセプトに、サッカーを中心としたスポーツ・音楽・食・健康など様々なジャンルを取り入れたイベントが行われるのだそう。同フェスには、スペシャルゲストとして淡路島出身の元サッカー日本代表の加地亮氏と波戸康広氏のほか、人気サッカー系YouTuberのMAKIHIKA、梅ちゃん、ウンパルンパも来場。地元の洲本吹奏楽団の演奏も行われるなど、「参加者が一緒になって楽しめる文化祭のようなイベント」(三上さん)を目指しているという。

 今後の「FC.AWJ」としての目標については「めちゃくちゃ応援されるチーム」を作りたいと、三上さんは語る。「強くなるのも大前提としてあるんですが、そもそも"強くなる"って難しいんですよ。でも"応援される"っていうのはそこまで難しくない。選手が顔を出して挨拶して覚えてもらって、こっちも皆の名前と顔を覚えて……ってちゃんとしていれば、自然と応援してもらえる。応援してもらえれば、必然的に強くなっていけると思っています」。

「淡路島の地から日本のサッカーを盛り上げたい。いつか、すごいチームがJリーグに来たぞと思ってもらいたい」と、終始、熱意を披露していた三上さん。番組の最後には「サッカーを通じて、淡路島の人の心に火をつけたい」と力強いコメントを残していた。