夏の強い日差しが降り注ぐ時期。紫外線を浴びると、肌だけではなく髪や頭皮もダメージを受ける。乾燥やパサつき・枝毛や切れ毛の原因にもなるそう。傷んだ髪……家ではどのようにケアすればいいのだろうか。

 ケアしているつもりが、じつは髪にダメージを与えてしまっているパターンがあると注意を促すのは、美容室「g-hair's須磨パティオ名谷店」(神戸市須磨区)の店長・中村さん。

「お湯の温度が大切です。体温程度(36度前後)に設定しましょう。40度ぐらいまで上げると必要な皮脂まで流してしまい、頭皮の炎症・乾燥を起こすためです。また、タオルドライの際はゴシゴシ拭いたり、こすりあわせたりしないでください。そしてドライヤーを使う際は根元から乾かし、毛先に熱が当たりすぎないように15センチ〜20センチほどの適度な距離を心掛けましょう」(中村さん)

 さらなるポイントも教えてもらった。まず大事なのは“予洗い”だそう。

「シャンプーをする際はぬるめのお湯で十分に予洗いして下さい。そして、ゴシゴシ洗わずに泡立てたシャンプーで洗い、摩擦を与えないように気を付けましょう。トリートメントは髪の状態に合わせて、毛先まで均一になじませて流します」と中村さん。

 もう一つのポイントは、“頭皮マッサージ”とのこと。

「耳の上にある筋肉から上に向かって“頭皮マッサージ”を行うのもおすすめです。リフトアップにもつながります。育毛効果のある薬用のトリートメント剤をシャンプーに混ぜて使うのもいいですよ」(中村さん)

 頭皮のケアは髪の健康のために欠かせないという。ちなみに、頭皮や肌のターンオーバー(代謝)は、20代の健康な人であれば28日周期だそう。ただ、年齢を重ねると新陳代謝が下がり、ターンオーバーの周期は長くなる。個人差はあるものの30〜40代だと42日ほどが必要に。それよりも上の人だとより長い期間が必要になる。

「ターンオーバーの周期が乱れると、様々な肌・頭皮トラブルが生じます。ターンオーバーを正常化するためはインナーケアも大事。発酵食品と食物繊維を一緒にとると腸が整えられ、髪のダメージが改善されます」(中村さん)

 自宅でのケアで追い付かない場合は、プロの手を借りるのも一つの方法。サロンには、ダメージを受けてしまった髪を内部から補修強化するメニューも。同店でも、とくに夏から秋にかけては、ケミカルダメージ・環境ダメージ・エイジングダメージなどのトータルケアや、植物エキス配合のトリートメント剤を用いた頭皮洗浄を求めて来店する客も多いという。

 髪の健康を大切にしていつまでも若々しくいたい人は、中村さんのようなプロにアドバイスを仰いでみては。

※ラジオ関西『河上幸恵のゆる〜くふわっと魔法の時間』2022年8月12日放送回より