兵庫県は15日午後、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、医療現場の負担を軽くするため、検査で陽性となった患者の全数把握を見直すことを決めた。政府の方針を踏まえたもので、26日以降は、▼65歳以上の高齢者▼入院が必要▼重症化リスクがある▼妊婦――に限って詳しい報告を求める。

 医療機関を受診したうえで、報告の対象から外れる若い人や重症化リスクが低い人は、県が新たに設置する「陽性者登録支援センター」に名前や連絡先などの個人情報をインターネット上で自ら登録し、療養する。センターは、宿泊療養の調整や配食の手配などでサポートする。また、既存の「自宅療養者等相談支援センター」は引き続き稼働し、症状が悪化した場合に健康相談に乗ったり、食事を配ったりして支援する。

 症状が軽く、自宅で速やかに療養を始めたい人は、県が独自に運用してきた「自主療養制度」を利用する。県は抗原検査キットの無料配布も続け、調べて陽性となった場合、「自主療養登録センター」に登録し、療養を始める手順は変わらない。

 また、県はオミクロン株に対応したワクチンの優先接種を9月23日から兵庫県の大規模接種会場で始める。同日から、姫路市と西宮市の接種会場の10月接種枠の予約もスタートさせる。