サッカー・J1のヴィッセル神戸は23日、DF小林友希選手(22)がスコットランドのセルティックFC(スコティッシュ・プレミアシップ)へ完全移籍することが決まったと発表した。

 2000年7月18日生まれ、地元・神戸市出身の小林友希選手は、185cm・75kgという恵まれた体格をいかしたハードなディフェンスと、左足からの精度の高いフィードが持ち味のセンターバック。ヴィッセルには幼少期のスクール時代から関わり、U-12、U-15、U-18とクラブのアカデミーで切磋琢磨すると、2018年、17歳のときに2種登録選手としてJ1デビューを果たす。2019年からトップチームに昇格し、FC町田ゼルビアや横浜FCへの期限付き移籍で経験を積むと、昨シーズンからクリムゾンレッドに復帰。背番号3を担ったなか、2021年はJ1で22試合に出場すると、今シーズンはチームの主力DFとして、J1で32試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で6試合に出場した。また、年代別の日本代表にも、U-15からU-22までコンスタントに選ばれるなど、期待の若きセンターバックの1人でもある。

 ヴィッセルからは2021年途中に古橋亨梧選手(27)がセルティックへ移籍しているが、このたび小林友希選手も先輩の後を追って海を渡ることになった。セルティックには古橋選手のほかに、日本代表FW前田大然選手(25)、日本代表経験のある井手口陽介選手(26)や旗手怜央選手(25)も在籍しており、チーム5人目の日本人選手となる。

 小林友希選手は、クラブを通じてコメントを発表。「このたび、セルティックFCに移籍することになりました。今シーズン厳しい結果で終わり、このタイミングで移籍していいのか悩みましたが、ヨーロッパでプレーすることは、サッカーを始めた頃からの憧れであり目標でした。このタイミングでのチャレンジを理解してくださり、送り出してくれたクラブには感謝してもしきれません」と、夢の海外移籍への率直な思いを語る。

 ヴィッセルのアカデミー出身選手として主軸を担った現状で、海外の注目クラブへの移籍を果たした小林友希選手。「僕は、幼稚園でサッカースクールに入ったときからずっとヴィッセル神戸のアカデミーで育ててもらい、スクール時代、アカデミー、そしてトップチームで素晴らしい指導者の方たちに恵まれ、成長させていただきました。ヴィッセル神戸、ヴィッセルアカデミーに心から感謝しています。だからこそ僕はヴィッセルアカデミーの価値を世界に示したいし、アカデミーの選手に目標とされる選手になりたいと思っています」と、クラブ愛と感謝の思いも人一倍強い。

 さらに小林友希選手は、「ファン、サポーターの皆さん、いつもどんなときも熱い応援で支えてくださり、ありがとうございました。小さい頃から歌ってきた、試合後の神戸讃歌をピッチで皆さんとともに歌えたことは僕にとって特別なことでした。僕にはヴィッセル神戸を日本で、そしてアジアでナンバーワンのクラブにするという夢があります。これからも、もっともっと成長し、このクラブに関わる皆さんに恩返しができるように、また皆さんに活躍が届けられるように全力で頑張ります。これからも、見守っていただければうれしいです。行ってきます!」と、ヴィッセルのファン・サポーターへメッセージを残した。