元上越市長で、分権社会政策研究所代表の宮越馨さん(75)が2017年7月26日夜、板倉区総合事務所市民ホールで人口減少問題をテーマに講演した。市民団体が主催したもので、約120人が集まった。参加者からは10月の市長選出馬の意思を問う質問も出た。

「上越のまちづくりを考える会」が主催

人口減少や地域活性化、中山間地政策などを考えようと市民有志が5月に設立した「上越のまちづくりを考える会」(近藤郁代表)が主催した。冒頭、近藤代表が「子供年金は素晴らしい政策だと思い講演会を開いた。ぜひ皆さんに知ってもらいたい」とあいさつ。続いて宮越さんが約1時間にわたって人口減少と子供年金制度などについて講演した。

「上越のまちづくりを考える会」が宮越さんを招いて開いた講演会
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「子供年金」に「コミュニティカンパニー」制度も

子供年金は、第2子以降の子供に毎月5万円を義務教育終了までの15年間給付するという制度で、人口減少問題への対策として宮越さんが提唱する独自の政策。所得制限もなく、婚外子も対象とするとしている。

講演で宮越さんは子供年金制度について財源を含めて説明し、「人口減少問題の切り札は子供年金。地方から国を救うというくらいの気概がなければ国も地方も終わりだ」などと熱弁を奮った。さらに、特区制度を活用して合併前の町村単位に会社組織を置き、地域を経営するという「コミュニティカンパニー」制度の創設も提案。「あとはやるかやらないか。判断と実行だ」などと述べた。

「市長選への出馬は?」

参加者からは「子供年金などの政策を提案しているが、市長選に出馬する意思はないか」との質問も出た。宮越さんは「(人口減少問題などに)解決策を提案したが、その先のことについては今どうこう言う状況にはない。しかし、こういう解決策を言っているのは私しかいない。どう答えを出すかは皆さんにおまかせします」と答えた。

8月には高田地区2会場で開催

「上越のまちづくりを考える会」では今後、8月9日に雁木通りプラザ(本町3)で、8月10日には南三世代交流プラザ(南本町3)で、いずれも宮越さんを招いて同様の講演会を開く予定だ。

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