上越警察署は2017年7月29日、新潟県上越市在住の80歳代女性から特殊詐欺の被害届を受理したと発表した。女性は次男になりすました男から「大宮駅まで現金300万円を持って来て欲しい」と電話で言われ、北陸新幹線に乗って大宮駅まで向かい、弁護士を名乗る男に300万円をだまし取られた。

同署によると7月26日夜、次男になりすました男から女性の自宅へ「お願いしたいことがある。明日また話す」と電話があった。翌27日午前10時頃には再び男から「風邪を引いて声が変わっている。携帯電話を落として別の電話を使っている。借金をして300万円が必要だ。大宮駅まで持って来て欲しい」と電話があったという。

女性はすぐに金融機関で現金300万円を下ろし、上越妙高駅から北陸新幹線に乗って大宮駅へ向かった。午後2時頃、大宮駅に到着し、駅近くの路地で弁護士を名乗る男に現金300万円を手渡した。女性は自宅に戻った後、次男に電話して確認すると、詐欺であることが判明した。女性は1人暮らしだった。

女性は7月26日夜に男から電話を受けた直後、次男の自宅に電話。次男から「そんな電話はしていない。詐欺だと思うから気を付けて」と注意を受けていたという。

同署は「新幹線を利用して現金を持って来させる “上京型特殊詐欺” という手口。注意してほしい」と呼び掛けている。