11月7日は「鍋の日」だと知ってましたか? 待ってました!と言わんばかりに鍋が恋しくなる季節ですね。

 身体がポカポカに温まり、野菜もたっぷり摂れてヘルシーな鍋料理ですが、その年その年で流行がありますよね。2020年はいったいどのような鍋がはやるのでしょうか?

◆2020年のトレンド鍋は「みんなでこなべ」
 株式会社ぐるなびが毎年発表している「トレンド鍋※」予想で、今年は「みんなでこなべ」がトレンドだそう。新型コロナウイルス感染症の予防の観点から、ひとつの鍋をみんなでつつきたくない人もいるので、各自がこなべ(小鍋・個鍋)で楽しむ今年ならではのスタイルに注目が集まっているのです。

 しかも、だしや具、最後の〆を各自が自由に選べることや、味変を楽しめることもこなべの魅力です。自分の食べたい鍋を好きな味付けで、具材の煮え具合だって好みのタイミングで食べられるというのはちょっと嬉しいかも。

 また最近ではひとり鍋を提供してくれるお店も増えてきているそうです。渋谷区道玄坂にある鍋専門店「ゆるり屋」では、ユニークなこなべを食べることができるというので、さっそくお邪魔してきました。

※トレンド鍋:ぐるなびが食のトレンドやビッグデータ、会員アンケートから毎年選出

◆なんと50種以上の鍋がある「ゆるり屋」に行ってみた
 約50種類もの鍋料理を提供する「ゆるり屋」おすすめの今冬の新メニューは、なんと「ヨーグルト鍋(2,700円/税抜)」!

 鍋なのにヨーグルトとトマトとはなんとも斬新な組み合わせです。どんな味なんだろうと不思議に思いつつも、なんだか身体によさそうな印象ですね。

 店長の萩原健介さんによると、もともとヨーグルトと味噌を合わせた和風の「ヨーグルト鍋」というメニューがあったそう。今年はそこにトマトを加えて女性にも喜んで食べてもらえるよう開発したのだと言います。

「新メニューの『ヨーグルト鍋』は、これまでのヨーグルト鍋よりもふんだんにヨーグルトを使用した鍋です。具材に使用している鶏モモ肉は、3日間ヨーグルトに浸けこむことで柔らかくふっくらした噛みごたえに。濃厚なトマトスープにもヨーグルトを溶け込ませることで、クミンシードやガラムマサラなどスパイスの味を引き立たせています」(コメントは萩原健介さん、以下同)

 さらに鍋の上にかけて楽しむ“追いヨーグルト”まであるそう! これはテンションがあがっちゃいますね。

「液体と固形の2種類のヨーグルトを混ぜた“追いヨーグルト”は、煮込んでいる最中にかけてもいいですし、食べる直前にかけてもいいのでお好みでどうぞ。発酵食品であるヨーグルトは今年特に意識したい免疫力アップに役立ってくれる食材なので、たっぷり摂れるようにしました」

 味噌や醤油といった和の発酵食品もスープに使われていて、まさに“トリプル発酵食品のこなべ”です。具材によく絡むピューレ状のトマトスープはなんと、1人分でトマト3個分以上使われているのだとか。トマトもまた豊富な栄養を含みますし、健康面に加えて女性の美容にもいい鍋ですね。

◆超ユニーク!「ヨーグルト鍋」を食べてみた
「ヨーグルト鍋」、気になるのはその味。ヨーグルトもトマトも酸味があるので、それがどう感じられるのか食べてみました。

 鶏肉に火が通ってきたら、鮮やかなトマトの赤に追いヨーグルトをかけます。見た目からも楽しむことができるのは女性ウケがよさそう。

 いざ食べてみると、ヨーグルトとトマトの組み合わせってこんなに合うのかとビックリ! ヨーグルトのまろやかな酸味と、トマトのさっぱり爽やかな酸味の相性が絶妙なんです。

 ベースはトマトスープなのでイタリアンテイストではあるのですが、和の調味料が隠し味として効いているためか、どこかまろやかで“鍋感”もしっかりとあります。

 ヨーグルトとピューレ状のトマトスープが、ムール貝やキャベツ、ブロッコリー、じゃがいもなどの具材によく絡んで濃厚な味わいに。鶏モモ肉は想像以上の柔らかさです。

 量も女性ひとりでちょうど食べきることができるくらい。いや、もうちょっと入りそう? 安心してください。なんとシメにはパスタがひかえています。お肉と貝の出汁が加わって、まるで高級イタリアンのような贅沢感があります。チーズやペッパーなどを別に注文して自分だけのオリジナル鍋にしてみるのもオススメです。

◆ゆるり屋のこなべメニューは全3種
 ゆるり屋のこなべは「ヨーグルト鍋」のほかに「鉄鍋 鶏すき鍋(1,800円/税抜)」、「贅沢 痛風鍋(2,800円/税抜)」と全3種類あります。

「鉄鍋 鶏すき鍋」は鶏モモやムネ、セセリ、砂肝、ツミレ、ハツと部位の異なる鶏肉を堪能できるだけではなく野菜もたっぷりでボリューミー。ガッツリ食べたいときに選びたいこなべです。

 白子やあんこう、あん肝、牡蠣がこれでもかと盛り込まれた「贅沢 痛風鍋」ではプリップリな具材がグツグツと煮込まれている様がたまりません。白子のクリーミーさときたら病みつきになりそう。

 これらの鍋はスペースを広く取ったカウンター席限定のメニューなのでゆったり・まったりと食べることができますし、店員さんからオススメの食べ方や味変なども聞けちゃいますよ。

 新しい鍋のスタイル「こなべ」。自分好みにいろいろとアレンジをしてもよし、今だからできる食べ方で鍋を楽しんでみてはいかがでしょうか。

<文/高木沙織、撮影/山田耕司>
【高木沙織】美容ライター/ヨガインストラクター/ビューティーフードアドバイザー/スーパーフードマイスター。多角的に美容・健康をサポートする活動を行っている。過去には『AneCan』『Oggi』の読者モデル、ファッションモデル、ナレーター等も経験。Blog、Instagram:@saori_takagi