こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

マッチングアプリ利用者は、コロナ禍が追い風にもなり増えました。しかし、上手に使えていい縁に繋がっている人は少数派です。

◆友達から撮ってもらう機会が減り、自撮り率が増えた
先日ご相談に来た恵さん(仮名・37歳)のプロフィール写真を拝見したら、マスクを着けた自撮りの写真を使っていました。「旅行も行かないし、友達と食事する機会も減ったので、使える写真がなくて」とのことでしたが、自撮りやマスク写真ではやはり印象がよくないのです。

「Appliv出会い」が20〜40代のマッチングアプリユーザー400名を対象に2022年2月に行った調査によると、マッチングアプリの顔写真は63%の人が自撮りと回答しています。

マッチングアプリの写真撮影サービスを展開しているPhotojoy(@photojoy_japan)のフォトプロコーチ宮崎楓太さんによると、「以前は顔出しをしていないユーザーも多かったですが、今はそうしたユーザーはほとんどいません。コロナ前と比較すると自撮り率は上がっているように思います」とのこと。

「数年前までマッチングアプリのユーザーは流行に敏感な人たちが多かったのですが、一般の方への認知が広がりユーザーが増えた今、写真や自己紹介文などのプロフィールが少し残念なユーザーが目立つようになった気がします」(宮崎さん)

今回はPhotojoyに撮影協力をいただき、マッチングアプリにありがちな残念な写真を再現していきたいと思います。

◆消毒液の写り込み、トイレでの自撮りは“やる気がなさそう”
マッチングアプリは恋活・婚活の目的で使っているわけで、会ってみたいと思われるように、自分をよく見せるようにしたいですよね。しかし宮崎さんによると「写真に生活感が出過ぎているとだらしない印象になる場合もある」そうです。

写真で再現してみると確かに、背景に消毒液など生活感が出過ぎるものが写り込んでいたりすると、やる気がなさそうに見えますよね。車の中で自撮りしているという方もいますが、同様です。

今のスマホのカメラは性能が高いため、画質が粗い写真も悪目立ちします。たとえば免許証の写真をスマホで撮って拡大して使っている方や、何かの集合写真を自分のところだけ拡大して使っている方は印象が悪いです。

そして多いのが、トイレや洗面台の鏡に映った姿を撮影する、という自撮りです。髪がボサボサ、疲れて清潔感がないのも、当然印象は悪いです。

いい写真がないからといって、適当に済まそうとする人をわざわざ選ばないでしょう。

◆画像加工は、がっつりからナチュラルに移行ぎみ
プロフィール写真を“盛る”ために、画像加工アプリを使う方も多いですよね。photojoyの宮崎さんによると、カメラアプリを使う際も、最近ではナチュラルに加工されるものが好まれているのだそうです。

一時期、カメラアプリ「SNOW」での加工が流行しました。SNOWを使った、“会ったら別人”という詐欺写真はマッチングアプリ内にあふれています。

同時に、SNOWで小顔にすると背景が歪む、肌色を補正すると色が全体的にくすむなど、人々の画像加工を見やぶる目も肥えてきました。最近はナチュラルに盛れる「meitu」などのカメラアプリが人気です。

ナチュラルな写真が好まれているのに対し、アプリで加工しすぎたり、集合写真で隣の人をスタンプで隠したりといった写真は流行遅れです。

傾向としては地方ユーザーにこうした“過度の加工”が多く見られるのですが、地方ならなおさらちゃんとした写真を使うことで好印象になりやすいでしょう。

◆ピースや上から自撮りは「昭和生まれの証拠」
アプリだけでなく、ポージングも進化しているようです。宮崎さんは「今の20代はピースをしません。流行をおさえるのであればピースや自撮りで上から撮るのはおすすめしません」と解説。

マッチングアプリで対象年齢を「30代後半から40代」で検索すると、
 ・上から自撮り
 ・ピース
 ・SNOWでの加工
 ・加工で明るくし過ぎている
こういう写真が一気に増えます。

上目遣いであごを引くのが鉄板のポーズと思っているのが昭和生まれの証拠になってしまうなんて、筆者もドキっとしました。

またアラフォー以上になると増えてくるのが、若いころの写真を使う方です。画像加工していなくても若い時の写真は写真詐欺になるのでやめましょう。せめて2年以内の写真です。

なお、コロナ前に旅行で撮影したスナップ写真は、背景の人物がマスクをしていないのを見れば「2年以上前の写真だな」とすぐわかります。

◆キメ顔よりも、リラックスした雰囲気で
ここまでNG事例を紹介してきましたが、ではどういう写真がマッチングアプリでは「いい写真」なのでしょうか。

「キメ顔すぎるより、自然体な感じがマッチングアプリでは好まれます。でも自然体といっても自宅でありのままを写すということではなく、リラックスした表情や雰囲気ということです」(宮崎さん)

マッチングアプリではよく、カフェで撮影しているような飲食中の写真を使う方も多いです。

素人の知人にスマホで撮ってもらった筆者の写真と、宮崎さんにちゃんとしたカメラで撮ってもらった写真を見比べてみました。プロの撮影した写真には思わず「うわ〜、包容力ありそう」と思ってしまいました。並べると、全然違うのが分かります。ドリンクを握りしめて知人に向かってキメ顔をする私は、なんだかアホっぽいのです。

◆自然体の写真におすすめのポーズと場所
宮崎さんによると目線を外したり、指先に動きがある写真もマッチングアプリでは自然体で好まれやすいそうです。

撮影場所についても聞いてみました。

「屋外で撮影するのは自然体な感じが出やすいです。スタジオや室内撮影だと背景が限られてくるので、どうしても写真が似てきます。

公園などで撮影すると背景に緑があり自然体になりやすいのですが、例えばスーツを着た男性を公園で撮ると、サボっているサラリーマン風に見えてしまうこともあります。それならオフィス街を背景にした方が自然体になります。どこで撮るかは、服装に合わせて決めるようにしています」(宮崎さん)

◆プロのレタッチなら「会ったら別人」にならない
写真加工も、自分で加工すると色が飛びすぎたり顔が変わりすぎたりと不自然になりがちです。

プロの写真加工であれば、「会ったら別人」にならない程度にあくまで自然体に修正してもらえます。筆者の写真を撮ってもらい、加工前後で見比べてみました。

 1.首、おでこのしわ除去
 2.ほうれい線修正
 3.頬と輪郭修正
 4.アホ毛を消す
 5.影を明るくし色味調整

と全部で5つ変えているそうですが、「この程度なら会ったら別人とは思われないのでは」という自然さでした。

たかが写真と思う方もいるかもしれませんが、マッチングアプリを使っている時、相手側は無数の人と比較検討しています。画面には写真のアイコンが、ずらっと並ぶのです。

一生続く縁につながるかもしれないのだから、プロフィール写真はちゃんとしたものを用意しましょう。

【Photojoy】マッチングアプリの撮影サービス。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt