こんにちは、デートコーチ・恋愛コンサルタントの田中亜依です。コロナ禍でリアルの出会いも減って、マッチングアプリでもいい出会いがなく、婚活が長引いてしまっている方も多いのではないでしょうか?

 10年以上の婚活を続けて600人とデートした私が、“最初からやっておけばもっと早く婚活を終えられたのに…”と気づいたポイントを婚活ヒストリーとともにお伝えしたいと思います。

◆与えてもらうことに慣れすぎた アメリカ 20代女子の生活
 アメリカで過ごした大学生時代、その頃からマッチングサイトでの出会いが当たり前でした。私も登録してみると、20代前半という若さと日本人という珍しさだけで人気が急上昇。一時は人気ランキングTOP5に入るほどでした。

 毎日のようにデートして、ディナーは雰囲気最高のレストラン。とにかくレディーファーストで…まるでお姫様のように扱ってくれました。そんな生活を数年も続けると、男性は「与えてくれるのが当たり前」という感覚に陥ってしまいました。

 帰国しても、しばらくはアメリカの時と同じように私と接してくれる男性と出会えるまで待ち続けてました。まぁ、そんなすぐに現れるわけもなかったですが、もっと私がひどかったのは、「どうしてそんなことも出来ないの?」と相手を責めるような態度や気持ちでいたことでした。そんな私を好きになってくれる男性もおらず、時間はあっという間に過ぎていきました。

◆30代になって始めたモテ女子研究
 年齢は残酷に現実をつきつけてくるものです。30歳を迎えたころ、急にマッチングアプリでマッチしなくなりました。焦った私は、アプリを5個も駆使するようになり、結婚相談所に入会、合コンも開催しまくりました。さらに出会いの数を増やすため、マッチングアプリで多く「いいね!」をもらっている女性を研究し始めました。女性アナウンサーのような格好で、髪はセミロング、趣味は皆スポーツやってるな…と、まぁ私と違うところもありましたが、思い切ってプロフィールや写真を全て変えました。

 合コンでもモテ女子研究。デートに誘われる子の仕草や言葉遣いをマネて、その通りに自分も変えてみました。すると、効果はテキメン。マッチする数も、デートのお誘いも増えました。

◆お付き合いが始まって…モテ女子研究のワナ
 何人かデートを重ねた後、ある男性と定期的に会うようになりました。告白もされ、久しぶりに彼氏ができました。半年くらい経ったころのある晩、お酒で酔っぱらった彼は、突然私にこう告げました。

「出会った頃は優しかったけど、いまは全然ちがう。俺ついていけないかも…」と。最初はモテ女子を演じられていましたが、時間が経つと気づかないうちに本来の私に戻ってしまっていたようです。モテ女子研究は、出会いの一瞬だけしか効果がありませんでした。

 自分を偽わらずに出会い、それをお互いに受け入れて一緒にいられることが結婚、そしてその先を見据えたときに本当に大切なことだと思います。あまりに目先の出会いにこだわりすぎた結果、大切なことを見失っていたのかもしれません。

◆結婚を考えていなかった頃の私が教えてくれた本来の自分
 それから、本来の自分ってなんだろうと考えるようになったのですが、意外なところにヒントがありました。実家からでてきた中高生時代の通信簿と友達からの手紙です。通信簿には、いつもリーダーとして周りを引っ張る、好奇心旺盛で自分から動くところが評価されてました。“あー、私って本来はそうだったんだ…”と、婚活しているうちにすっかりそんな部分は忘れていたと反省しました。

 一方で、手紙には『いつも話を聴いてくれてありがとう』という言葉が多くありました。ある先輩の手紙には、「ここまで話を聴いてくれた人はいなかった。」と書かれていました。“え、私って自然と聞き役になれていて、相手にはそれが喜ばれることだったんだ…”自然と出来ていることは意外と気づけてないことが多いです。

 中高生といえばまだ結婚を考えていなかった頃で、純粋な自分のまま人と接することができていたのだと思います。その頃の私が、婚活に悩んでいた私にくれたプレゼントでした。

◆10年以上続けてやっとできた婚活の軸
 私の特徴をピックアップして、自分にとってどんな相手を求めるべきなのか、反対にどういう自分でいるべきか、という軸を初めてつくりました。まとめてみると意外とシンプルで、「私がやりたいことを認めて応援してくれる」相手を求めて、「私はちゃんと相手の話を聴く」自分でいることでした。

 この軸がちゃんとできると、自分でも驚くほどとんとん拍子に進みます。メッセージだけで自分に合いそうにないと判断できて会う必要もなくなりますし、逆に、いい!と思ったらすぐに自分からデートを誘えるようになりました。

 そんな中、今の夫と出会いました。彼は、話は上手い方ではなく、気を遣えるタイプではなかったので、昔の私だったら気にも留めてなかったと思います。しかし彼は、私のような自ら動く女性を魅力的だと感じる人で積極的な私を褒めてくれました。何も着飾らなくてよい居心地の良さを感じ、1年半後に結婚をすることになりました。20代から婚活を始め、10年以上、デートの頻度を考えると600人ほどの方と出会ってようやく終えることができました。

◆婚活はまずは自分探しから
 結婚をした今振り返ると、私の婚活が長引いた理由は、「与えてもらうことが当たり前だと思って相手にばかり求めていたこと」、「自分がどんな人を求めているのか軸がなかったこと」、そして「私がどういるべきかも分からなかった」ことです。いつまでも運命の人を夢見るお姫様だった自分が、自ら婚活を長引かせていたんだと思います。

 婚活は結婚相手を探す旅のようですが、その前にまずは自分自身を探すことが大切です。その先に誰を探せばいいのか分かるようになります。皆さんも、婚活がうまく進まずに悩んでいるのであれば、まずは自分のことを見つめる時間を作ってみてはどうでしょうか?

<文/田中亜依>
【田中亜依】恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。公式ホームページ/Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019