こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

婚活は基本的に疲れるもので、程度の差はあれどみんな割と疲れています。いろんなアドバイス、ノウハウはあれど自分がどうしたいのかの軸もないまま情報に流されてしまい、真面目な女性はさらに疲弊するのです。

今日はそんな「アドバイスに振り回された」麻衣さん(行政・30代前半)のお話です。過去の彼氏は学生時代にできて社会人になって別れた男性一人のみ。自然に出会えると思っていたら気づけば30代になっていたそう。

◆「毎日LINEを送ってみては?」アドバイスを真に受けた結果
麻衣さんは職場の福利厚生で割引がある結婚相談所に登録して活動しいましたが、うまく行っていないとのことでした。決して高望みをしているわけではありません。プロフィールの時点で可もなく不可もなくの相手は、試しに会うようにしていたそうです。

しかし、可もなく不可もなくの相手なので気持ちが高まっているわけでもありません。2回目の食事デートをしてから断られることが多く、3回目以降になかなか進みません。

結婚相談所から「LINEで積極的じゃなかったからのようですよ。毎日LINEを送ってみてはいかがでしょうか?」とアドバイスされました。

そこからデート相手には毎日LINEをするようにしたそうですが、送る内容もなく気持ちが高まっていない相手から馴れ馴れしいLINEが届くことにも不快でさらに婚活が辛くなったそうです。

◆無意識に送っていた“ちょっと失礼なLINE”
麻衣さん自身はLINEが好きなわけでもなく、普段は用件がある時しかやり取りをしないそうです。

いろんな男性とのLINEを見せてもらいましたが、絵文字が多い男性には絵文字を付けて返し、毎日何通も送ってくる男性には同じように何通も送っていました。

「辛いなら別に無理して毎日LINEを送る必要はないんですよ。絵文字って使いたいですか?」
「いや、いつもならあまり絵文字は使わないんですけど、婚活ってそういうものかなって思って」
「例えば答えの必要なLINEに返信をしないとかマナー違反はだめですけど、別に違うキャラを演じる必要はないですよ」

ある男性とのLINEではこんなやりとりがありました。

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男性:お茶かお食事でも行きませんか。3日か4日はご都合いかがですか?
麻衣さん:どっちも予定があってだめなんです。すいません。
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「このやりとり、ここで終わってしまってますよね。日程が合わないなら代案を出さないと。すいませんって言葉でやり取りが終わった相手って、もう一回誘いにくくない?
『お誘いありがとございます。3日と4日は予定があるのですが、10日なら大丈夫です。ご飯でもいかがでしょうか?』と比較するとどう?」
「これじゃ、ぶっきらぼうですね」

麻衣さんはあちらから提示された日程やデートプランが都合が合わない場合に、ほとんど代案を出していませんでした。また誘ってもらえるのかなと構えていたようですが、あちらの男性だって複数人と同時並行していれば、代案も出さない受け身な女性より、ほかの女性を優先してしまうでしょう。

◆仕事でも同じことする? 雑な印象を与えるLINE
また他の男性とのLINEではこんなことも。

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男性:ご飯かお茶でもいかがでしょうか。いつがいいですか?
麻衣さん:10日ではいかがでしょうか?
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このやりとりも人によっては雑な印象になることを、麻衣さんに伝えました。

「仕事の打ち合わせをする日程をすり合わせるときに、日程を1つしか提示しない人にどういう印象を持ちますか?」
「こっちの都合を考えない人って感じがします。あ〜、そういうことですよね。でも忙しくて。
前に仕事が忙しくて、1か月先の日程を伝えたことがあったんですけどその相手からも断られたんです。その時に結婚相談所からもデートの希望日は10日以内って言われててあまり先の日程を出しちゃダメなのかなと思っていました」

ここでもまた情報に流されてしまっている麻衣さん。今後は相手のことを考えて応用を効かせられるようになってくれたらと思い、次のようにアドバイスします。

◆予定が合わなくても言い方次第で印象が変わる
「理想は10日以内なんですけど、これだって『お誘いありがとうございます。10日はご都合いかがでしょうか? 少し先になりますが、17日も大丈夫です』とか一言添えて複数の日程を提示すればだいぶ印象が違いますよ。
土日が埋まっているなら、週末のご飯じゃなくて『平日夜にLINEでお話しませんか』って提案してもいいんですよ」
「そうなんですね。ご飯かお茶って言われたらご飯かお茶をしなきゃいけないのかなと思ってました」

麻衣さんに限ったことではなく、デートの日程調整で優先順位が低い印象を与えてしまい、向こうから見限られてしまう方が大勢います。実際は仕事で忙しいとしても、何の説明もなく3週間以上先の日程を出されたら、他にデートしている人がいるのだろうと考えられてしまいがち。

仕事に置き換えて考えてみてください。打合せの日程を一つしか出さないとか、提案された日程で自分の都合が悪いのに代案を出さないのは、積極的じゃない以前に社会人としてマナー違反だと思いませんか?

◆感謝を相手に示さないのは、感謝していないのと同じ
麻衣さんのやり取りを見ていて気になるのは、誘われたときに『お誘いありがとうございます』もなく、お店を提案されたときも『お店を探してくれてありがとうございます』がないのです。

結婚相談所で知り合った相手と“お断り”になった場合、相手の個人情報は削除するように連絡がきます。そのため、「LINEで積極的じゃなかった」と言われた相手とのLINEは確認できていません。なので他の方とのやりとりからの憶測でしかないのですが、麻衣さんは受け身なのにお礼が極端に少ないようです。

「麻衣さんだけでなく男性だって忙しいのにその合間をぬって婚活しているわけだし、好きになれなくたって全然いいけれど、時間を作ってくれたこととかお店を探してくれたことは感謝をしないと」
「感謝しているつもりなんですけど」
「職場で毎回顔を合わせる同僚でもないでしょう。1回2回しか会っていない間柄なので、お礼は表情とか言葉でしっかり表現しないと伝わらないよ。人気がある男性ほど、他の女性を優先するよ」
「そうですよね」

最初から無理して好きになろうなんてしなくていいけれど、相手がやってくれたことにはお礼を伝えましょう。探せばいくらでも、感謝できる、感謝すべきポイントはあるはず。これも婚活以前の社会人マナーでしょう。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>
【菊乃】恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt