唐突ですが、今あなたの髪の分け目はどうなっていますか? センターパート? シチサン? それとも「分け目なし」でしょうか。特にこだわりなく、なんとなく分け目を作っているという方は、見た目の印象を大きく変えるチャンスです。

◆髪の分け目で変わる印象
 実は、髪の分け目一つで見た目の印象は大きく変わります。

 人間の顔は左右対称のようで、よく見るとほとんどの人は非対称になっています。右側の顔は、理性を司る左脳の影響を、左側の顔は、感性を司る右脳の影響を受けるからと言われており、左右で顔の見え方が違うのです。

 そのため、右側の顔を見せると知的な印象となり、左側の顔を見せると柔らかい印象となる傾向があります。

 これを日常生活に応用すると、例えば仕事で大事なプレゼンがある場合には、右側に分け目を作って右側の顔をメインに露出させると、知的なイメージを演出できます。

 反対に、デートの時や、初対面の相手と打ち解けたい場合には、左側に分け目を作って左側の顔をメインに露出させると、親しみやすい印象になるわけです。

◆シルエットを“ひし形”にすると印象美人に
 さらに、その分け目をふんわりさせて、少し高さを出すと若見え効果も得られます。

 俗に言う「印象美人」の多くに共通することとして、頭部のシルエットが四角ではなくひし形になっていることが挙げられます。

 頭部のシルエットが四角になっていると、頭が大きく見えてしまうのです。ハチはり、絶壁に悩んでいる方はとくに、トップをふんわりすると頭の形がひし形に調整され、バランスよく見えますので、ぜひ実践してみてください。

◆頭部を「盛る」と、若見えする理由
 また、別記事でもご紹介していますが、人は、頭部全体における「目」の位置が低いと若々しく見え、高いと大人っぽく見える傾向があります。赤ちゃんの顔やキティちゃんの顔もそうですが、目の位置が上下の中央あたりか、むしろ少し下くらいにあります。

 反対に、ちょっと強烈な例えになってしまいますが、ガイコツマークを見てみると、目の位置は上の方にあります。

 これを利用すると、頭部を「盛る」ことで、意図的に目の位置を低く見せることができ、若見えも狙えるというわけです。

 普段「6:4」くらいで分けている方が、「7:3」とか、思い切って「8:2」くらいで分けると、簡単に頭頂部の高さがでるので試してみてください。高さが出るのと同時に、流れた髪が少し顔を隠しますので、色気も出ます。ここぞというときに、やってみてくださいね。

 最近は、分け目をセンターパート(真ん中分け)などでピチッとスタイリングして、モードな印象のスタイルも見かけますが、これは上級テクニックだと思っています。格好よくキメるには、メイクをきちんとすることや、顔周りのアクセサリーや洋服にも工夫をしたほうが良いでしょう。

 分け目一つでいろいろな自分を演出できますので、イメージチェンジをしたいと思ったときは、髪を切ったりする前に分け目を変えてみるのも選択肢の一つです。

<文/毛髪診断士 元井里奈>
【元井里奈】東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」