【ラクうま美人ごはんvol.4】

 鉄則は、毎日でも超カンタン。

 ジメジメと蒸し暑いシーズンが到来していますが、みなさん、夏バテ防止のための食事対策は万全ですか? 塩分が大事だとか、レモンで疲労回復せよとか、肉は大事だとか言われても、ここまで暑いと、あれこれ考えるのも面倒だったり・・・。

 そこで今回は、超カンタンに続けられる「夏バテ防止ごはん」の作り方をご紹介。ポイントは、韓国が誇る「サムゲタン」の具材としておなじみの「棗(なつめ)」にありました。

◆「棗(なつめ)」は、夏バテ対策にいい!

「なつめ」とは、クロウメモドキ科の落葉高木。食べられるのはその赤い果実で、乾燥したものがスーパーや中華食材店などで売られています。低カロリー(3粒で21kcal)であること、ドライフルーツよりも低糖質である他、以下4つの栄養に優れています。

1.貧血対策に
鉄分1.5mg/100g。貧血に良さそうなイメージのあるプルーンの1.5倍

2.熱中症・むくみ対策に
カリウム810mg/100g。ドライフルーツの中ではトップクラス

3.ダイエット・腸内フローラ改善に
食物繊維12.5g/100g。なつめ3粒でバナナ1本分

4.貧血対策、長寿・若返りに
葉酸140μg/100g。ドライフルーツにはあまり含まれない栄養素

 また、漢方の世界では「大棗(たいそう)」と呼ばれ、体を温めて緊張を緩和させる作用や、強壮、利尿、炎症緩和作用などが認められているため、胃腸が疲れていたり、暑さにやられそうな夏バテ時に向いているとされています。

 今回はこのなつめに、梅干し(ナトリウム・クエン酸)、しょうが(ジンゲロール)を加えた「夏バテ撃退ごはん」を作りましょう!



◆レシピは超カンタン!具を乗せて炊飯器で炊くだけ

【材料(米1合分)】
白米 1合
棗 2個
梅干し 1個
しょうが千切りもしくはすりおろし 少々

【作り方】
(1)炊飯器で米を炊く準備として、米を研いで水を加える。水の分量は1合分(180ml)に大さじ1/2を足す。

(2)棗、梅干し、千切りにしたしょうがを乗せて炊飯する。炊く前に1時間程度浸水させると良いが、しなくても十分美味しい。炊き上がったら良く混ぜて盛り付ける。

 無洗米なら研がずに水を加えて具材を乗せるだけ。また、炊き上がり後にゴマを加えても良い。

 なつめから染み出た上品な香り・甘さの中に、ほどよい塩味がおいしいご飯。まとめて炊いて冷凍もできますから、いつもの白米の代わりとして気軽に楽しみましょう。

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=727714

 本当にカンタンですが、強いて言うなら、おいしさの秘訣は、「上質ななつめを探すこと」。よく見かける海外産よりも国産モノを選ぶと美味しさは格別です。名産地としては福井県が有名で、都内のアンテナショップ(http://fukui.291ma.jp/)でも極上品を手に入れることができます。ちなみに、外見や名称が似ている「なつめやし(デーツ)」は、全くの別モノなので要注意です!

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
【スギ アカツキ】
長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは@akatsukinohana