ハワイのグルメ界における、少し前のブームといえば、パンケーキやアサイーボウルでした。しかし最近ハワイに次々と誕生しているのが、日本の寿司店。しかもプチプラな回転寿司ではなく、最高級のネタとシャリを提供する、一人2〜3万円は当たり前の高級店ばかりなんです。そんな最新のハワイのグルメトレンドについてご紹介します。

◆高級寿司inハワイの先駆け「鮨 銀座おのでら」

 最近の高級寿司トレンドの口火を切ったのが、「鮨 銀座おのでら」。今から約3年半前のことになりますが、銀座に本店を持つ同店が、「銀座から世界へ」を合言葉にハワイに進出。メニューはおまかせで一人$200(約2万円)〜と、まさに銀座にひけをとらない価格設定でハワイの人々の度肝を抜きました。
◆世界中のグルメが訪れる「すし匠」

 そして、今第二の寿司ブームとなったのが、昨年の「ザ リッツカールトン レジデンス ワイキキビーチ」のオープンに伴い、その中の高級寿司店として誕生した「すし匠」。

 同店は東京、四谷に店を構え、都内でも食通が訪れる名店です。ワイキキに最高級ホテルであるザ リッツカールトンが誕生するというニュースは、数年前から地元で大きな話題となっており、それと併せて日本の寿司店がやってくることに、多くのメディアが注目をしていました。

 一人$300(約3万円)と破格の料金にもかかわらず、日本の本格的な寿司を待ち望んでいたローカルや世界中のグルメたちがこぞって訪れ、今でもなかなか予約がとりずらいともっぱらの噂。

◆ミシュラン一つ星「まる鮨」もハワイへ

 そして2017年、札幌でミシュラン一つ星を獲得した「まる鮨」が、ハワイにオープン。大将が息子さんに札幌の店を任せるため、自分はハワイに移住してハワイにも同じ名前の店を開いたのです。
◆いつも行列の人気店「活美登利」も

 このほか、先に紹介した店に比べるとリーズナブルで食べられる店ですが、回転寿司店「活美登利」がホテル「プリンスワイキキ」内に昨年末オープンしています。行列が絶えない店で東京でも多くの店舗を持つため、ご存知の方も多いでしょう。



◆「ハワイでも日本のネタ」のこだわり

 これらの高級寿司店に共通するのは、ほとんどのネタを日本から定期的に仕入れていること。いくら新鮮な魚であっても、空輸というプロセスを経るとなると味が落ちてしまうかと思うものの、日本で研鑽を積んだ職人の手にかかれば何のその。ひとたび口に入れるとそんな心配は不要だったと納得してしまうんです。まさに、銀座や築地にある高級寿司店と全く同じ感覚で寿司がいただけるというわけ。ハワイ在住の日本人だけでなく、世界中の寿司ラバーがこれらの店に連日訪れるというのもうなずけます。
 これまで日本の寿司店でハワイに出店していた店といえば、「元気寿司」や「小僧寿司」。どちらも地元の人にとても人気がありますが、カジュアルに家族やグループで寿司を食べるタイプのお店で、今のような高級寿司店の大きなブームがやってきたのは初めてのことかもしれません。

 パンケーキやステーキもいいけれど、ハワイで高級寿司デビューを果たすなんて楽しみ方もありかもしれないですね。

<TEXT/佐藤まきこ>