ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、ヤマハのバイクは加速に問題を抱えており、再三に渡って電子制御の改善が必要だとコメントしてきた。その結果、彼の顔をみるとエンジニアが逃げ出すようになったとジョークを飛ばした。

 先週末にザクセンリンクで開催されたドイツGPでロッシが2位、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスが3位に入り、今季最高の成績を残したヤマハ。しかし、レプソル・ホンダのマルク・マルケスを上回ることはできなかった。

 この結果、ヤマハはロッシが昨年のオランダGPで優勝して以来、19戦で勝利がない状態。2002年に500ccクラスがMotoGPクラスに再編されてから、未勝利期間は最長となった(これまでの最長未勝利期間は2002年から2003年にかけての18戦)。

 ロッシは今シーズン序盤から、ホンダやドゥカティといったライバルたちに遅れをとっているエリアとして、電子制御を挙げていた。以後、ロッシはこの分野で改善を果たす必要があると何度もコメントしている。

 ドイツGPを2位で終えた後にロッシは、ミラノ郊外のレズモにあるヤマハのMotoGPヨーロッパ拠点にいるスタッフの行動が予想できるようになったと冗談交じりに語った。

「僕は、その(電子制御)件でヤマハの人たちにかなりのプレッシャーをかけている。今や、彼らは僕に耐えることができなくて、僕を見ると逃げ出すんだ」

「毎日僕がそこに行って、加速の問題をなんとかする必要があると、彼らに訴えるからね!」

「現実的には、それはあまり助けになってない。だけど、僕たちは希望を捨てていない。チャンピオンシップはまだ長いし、今シーズンが終わるまでに、優勝したい」

 2018年シーズンも折り返しを迎えたが、前述した通りロッシは未勝利だ。にもかからず、ロッシはポイントランキング2位につけている。首位のマルケスとは46ポイント差がついているが、まだレースは10戦残っている。ロッシは、ヤマハがパフォーマンスを上積みすることができれば、このギャップをひっくり返すことはまだ可能だと考えているようだ。

「レースに再び勝ち始める必要がある」とロッシは話した。

「マルケスは46ポイントをリードしている。だけど、もっと重要なのは彼が強いということで、倒すのが現実的に難しいということだ」

「それでも、僕たちはいつも通り、あらゆる方法をトライしてみるつもりだ。まだ10レース残っている。日本からも手を貸してくれて、小さな問題を解決することができれば……」

「今年のバイクは、昨年のものよりも良い。僕は初めてこのバイクに乗ったときからそう言っている。でも、何かが少し足りないんだ」