ダカールラリー2019の競技最終日が行われ、TOYOTA GAZOO Racing サウスアフリカのナセール・アルアティヤが総合優勝を果たした。アルアティヤ個人としては3度目、トヨタにとっては初の栄冠に輝いた。

 2018年のダカールをカルロス・サインツ(当時プジョー)に次ぐ総合2位で終えたアルアティヤ。プジョーが撤退した今年のダカールラリーでは、初日から強さを発揮した。

 アルアティヤのチームメイトを含めて、ライバルたちは数多くのトラブルに遭遇。トヨタ・ハイラックスを駆る彼のリードは徐々に膨れ上がった。ピスコからペルーの首都、リマに向かう計測112kmの最終ステージを慎重に走り終えたアルアティヤは、総合2位に46分42秒の差をつけて勝利した。

 総合2位はX-raid miniのナニ・ローマ。ステージ優勝こそなかったものの、比較的トラブルは少なく、総合優勝を達成した2014年以来のトップ3フィニッシュとなった。

 PHスポーツのセバスチャン・ローブは総合3位。プライベーターから参戦したWRC界のレジェンドは、クラス最多のステージ優勝4回を記録したものの、信頼性トラブルやナビゲーションのミスなどで遅れ、アルアティヤに約2時間の差をつけられた。

 前年度覇者のサインツは、プジョーからX-raid miniに移籍し連覇を狙ったが、競技3日目に大きくタイムロス。早々に優勝争いから脱落し、最終的に総合12位に終わった。

 2輪部門では、KTMのトビー・プライスが優勝。ホンダのライダーたちが優勝争いをリードした今年のラリーだったが、ホアン・バレダがクラッシュで離脱。リッキー・ブラベックはエンジンにトラブルが発生するなど、2001年から続くKTMの連勝を止めることはできなかった。

 トラック部門はカマズのエドアルド・ニコラエフ組が、25分36秒差でチームメイトのディミトリー・ソトニコフ組を下し優勝。日野チーム・スガワラの510号車、菅原照仁/羽村勝美組はクラス9位となっている。