スポーツランドSUGOで行われた2019全日本F3選手権第10戦は、大湯都史樹(TODA RACING)のF3初優勝を飾ったが、2位に入った宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)のマシンに対して抗議が提出されたため、正式結果は保留となっている。

 前日に行われた第9戦は18周のレースをトムス勢がワンツーで締め、優勝した宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S)はフェネストラズとのポイント差を縮めた。第10戦は前戦より7周長い25周で行われた。

 スターティンググリッドは、予選のセカンドベストタイム順となり、宮田が2戦連続のポールポジション。大湯がフロントロウに並び、ポイントランキング首位のサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)は4番グリッドにつけた。なお、シャルル・ミレッシ(OIRC team YTB)は左手の負傷の影響で欠場となった。

 イン側の大湯が抜群の蹴りだしを見せ、スタートでトップに立った。フェネストラズも3番手に浮上し、宮田の追撃態勢に入った。

 2周目の1コーナーで山口大陸(TAIROKU RACING)と三浦愛(THREEBOND RACING)が接触。これで山口がコースオフし、アウト側のグラベルにマシンを止めた。これを安全な場所に退避させるためセーフティカーが導入された。

 レースは6周目に再開。大湯が絶妙な加速でリスタートし、宮田との差を広げるも、その差は徐々に縮まっていく。さらにそこにフェネストラズが加わり、3台が1秒以内に連なっての首位争いとなった。

 4番手を走行するエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark)も大湯の集団に追い付き、首位攻防がレース終盤に向けてより一層激しさを増すかに思われた18周目、DRAGON(B-Max Racing with motopark)が3コーナーでコースオフ。このレース2度目のセーフティカーが導入されたとともに、マスタークラスは2戦続けて久保田克昭(Hansashima Racing)のみが生き残るという展開となった。

 セーフティカーは4周の先導の後ピットレーンに戻り、残り3周の戦いとなった。3番手スタートから5番手に沈んでいた小高一斗(カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S)はアーメドに1コーナーで仕掛けるが、接触があったのか体勢を崩し、順位を上げることはできなかった。

 大湯は宮田の追撃を振り切り見事トップチェッカー。F3参戦2年目で嬉しい初優勝となった。

 2位には宮田、3位にはフェネストラズが入った。宮田はファステストラップも記録し、30ポイントあったフェネストラズとの差を、SUGOラウンドの2レースで20ポイントにまで縮めてみせた。

 しかし、レース後に宮田の36号車に対して抗議が提出された。今後、これによる検証が行われる模様で、正式結果は保留の状態となっている。