2019年シーズンから、ウイリアムズのタイトルスポンサーを務めてきたROKiT。しかし今年の5月末、突如その契約が終了されることが、双方から発表された。

 ただそのROKiTは、今後はメルセデスF1チームのスポンサーになることを目指しているようで、契約締結に近づいていることが明らかになった。

 メルセデスF1チームの広報担当者は、motorsport.comの問い合わせに対し「ROKiTやその他のブランド問わず、部外秘の商業的交渉についてはコメントできない」と語った。

 ROKiTは携帯電話の会社やドイツのABKブリュワリーなど、複数のブランドを傘下に抱えており、ウイリアムズのマシンには2020年シーズンもそのロゴが掲出される予定だった。しかし前述の通り、突如契約が解除されるに至った。

 ただウイリアムズと袂を分かった後も、フォーミュラEのベンチュリへのスポンサードは継続。Wシリーズのスポンサーも続けることを主張した。

 ウイリアムズは現在、チームを売却することを模索しており、新たな投資家を探しているところだ。その発表が行なわれたその日に、ROKiTに対しても契約終了を打診したものと理解されている。

 メルセデスにとっては、ROKiTがスポンサーに加わることで、2021年シーズンから1億4500万ドル(約155億円)のコスト上限が設けられる前に、F1事業の収益性向上を後押しすることになるはずだ。

 メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、チームの収益性を高めることは「まさに我々が目標としていること」だと語り、親会社であるダイムラーが拠出する資金を「非常に簡素」なモノにすることを目指していると主張していた。

「マーケティングは巨大であり、投資に対する収益は、素晴らしいモノでなければならない」

 そうウルフ代表は語っていた。

「NFLやNBAなど、アメリカのスポーツリーグのほとんどは、収益性の高い事業形態になっている」

「それは私の個人的な目標だ。そしてパートナーとの個人的な貢献により、そういう風に変えたいと思っている」