レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2021年にセバスチャン・ベッテルがチームに復帰するのではないかという噂に対し、「絶対にない」と断言した。

 今季限りでフェラーリを離れることが明らかになって以来、ベッテルは古巣であるレッドブルに戻るのではないかと噂されてきた。

 ベッテルはフェラーリ離脱が発表されてすぐ、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコに電話をかけたことを認めた。しかし、それはアドバイスを求めるためであり、シートを求めたわけではないとベッテルは語った。

 レッドブルは、チームのエースであるマックス・フェルスタッペンと2年目の若手であるアレクサンダー・アルボンを完全に信頼しているため、一貫してシートに空きはないと主張している。

「明らかに、話題が提起されている」と、ホーナーはスカイF1に語った。

「我々は既存のドライバーに注力している。マックスとアレックスは素晴らしいペアになったと思うし、将来的にも素晴らしいポテンシャルを秘めていると思う。残念ながらそれ(ベッテルのレッドブル復帰)は、受け入れられるようなものではない」

 それはベッテルのレッドブル復帰は絶対にないという意味かと訊かれると、ホーナーは「残念だが、それは絶対にない」と答えた。

「セバスチャンはそれを分かっていると思う。4度のチャンピオン経験者が1年のこの時期に、今後のシートがなくなるのは珍しいことだ」

「彼にもいくつかの選択肢があると思うが、私はレーシングポイント移籍か、1年間休養して選択肢を再評価することを選ぶのではないかと思う」

 ホーナーは、2021年にアストンマーチンF1チームへと名称を変更するレーシングポイントについて、チームオーナーの息子であるランス・ストロールの立場は揺るがないとしても、セルジオ・ペレスに代わってベッテルが加入する可能性があると考えているようだ。なお、ペレスは2022年までの長期契約を昨年8月にチームと締結している。

「ランスが解雇されるとは思わないよ!」

「もちろん、ドライバーの契約はチームと交わすものだ。チーム内で何が起きているかは分からない。契約の内容を全て把握しているのは、契約承認委員会だけだ」

「おそらく、契約にはオプションや破棄条項があるだろう。だが、実際には我々とは無関係だ」

 7月10日(金)の朝、オーストリアのTV局『チャンネルORF』に出演したマルコも、ホーナーの意見を支持し、ベッテル起用の可能性を否定した。

「我々、そして私はセバスチャンとこの件について話をしたが、2021年に彼にシートを与えるチャンスはない」

「我々は今、2021年の計画を立てているところだが、セバスチャンにはチャンスがない」