フェラーリのシャルル・ルクレールは、人種差別の根絶を全面的に支持しているにも関わらず、レース前に片膝をつくジェスチャーをしていない少数派のドライバーだ。

Read Also:

ベッテル、反人種差別に対するFIAとF1の態度に”失望”したと明かす
ハミルトン、グロージャンの”反人種差別”への想いに感謝
 ルクレールは、ガゼッタ・デッロ・スポルト紙のインタビューで自身のスタンスを説明。反人種差別の抗議活動が暴力と結びついてしまっていることから、彼は片膝をつくことは望んでいないと話した。

「僕は人種差別に反対しているし、僕はそれと戦っている。F1が世界に正しい方法を示すためにそのプラットフォームを使っていることを嬉しく思う」

「でも、世界中の多くの抗議活動が暴力と関連している。僕はどんな形であれ暴力を受け入れたくないから、そうした行動はしなかったんだ。それに、政治家たちが市民の抗議活動を利用するのも好きじゃない」

 彼のコメントは、一部の者によって彼が反人種差別活動を支持していないか、『Black Lives Matter』活動に反対しているかのように歪められてしまったようだ。

 ルクレールは木曜日、自身のツイッターに次のように投稿し、自らの主張を改めて説明した。

「僕が人種差別主義者に見えるように、僕の言葉を操作して見出しを作っている人々がいることをとても悲しく思う。僕は人種差別主義者ではないし、人種差別を憎んでいる」

「肌の色や宗教、性別で他の人を差別するような不快な人たちと、僕を同じグループに入れないでほしい。僕は常にすべての人たちに敬意を払っていて、それが今日の世界のスタンダードであるべきだ」

「僕の画像を使って、間違った考えを広める人たちはそれを止めてほしい。僕は政治にあまり関心がないし、関わりたいとも思っていない」

 F1第5戦となるF1 70周年記念GPの木曜記者会見で、こうした発言の必要性を感じた理由について、ルクレールは次のように話した。

「僕はこれ以上、ジャッジされたくなかっただけだ」

「これまで何度も言ったように、僕は活発にソーシャルメディアを使う人間だし、片膝をつかなかったという理由だけで、ここ数週間ネガティブなことを言われてきた。それを受け入れたくなかった」