F1第7戦ベルギーGPで、マクラーレンのカルロス・サインツJr.はグリッドに向かう途中でトラブルに見舞われ、決勝レースに出走できないという不運に見舞われた。

 マクラーレンによると、問題があったのはサインツJr.車のパワーユニット(PU)であり、それによってエキゾーストに不具合が生じたとのことだ。

 チーム代表のアンドレアス・ザイドルは、マクラーレンはエンジンサプライヤーであるルノーの分析結果を待つ必要があると述べ、それによってPUの修復が可能なのかどうか、またはサインツJr.に新しいPUを与えなければいけないのかを見極める必要があると語った。

「具体的な問題については、ルノー側の分析結果を待っている状況だ」とザイドルは語った。

「我々が確認したのは、それがパワーユニットの内部的な問題であり、結果的にマシンのリヤとエキゾーストにダメージを与えてしまったということだ」

「もちろん、カルロスがレースでスタートすらできなかったことは残念に思っている」

「ただ、それは仕方のないことだし、我々は最終的にPUを復活させるチャンスがあるのか、それとも末期的な症状なのか、分析を待つ必要がある」

 ベルギーGPではサインツJr.を欠いたマクラーレンだったが、ランド・ノリスが7位に入賞したことで、レーシングポイントを抜いてコンストラクターズランキング3番手に浮上した。

 ただ、同3番手争いは非常に白熱しており、マクラーレン、レーシングポイント、フェラーリ、そしてベルギーで好調だったルノーの4チームが10点差以内にひしめいている。ザイドルは、レーシングポイントとフェラーリがスパで苦戦する中で、彼らを突き放すチャンスを失ってしまったと語った。

「我々は今回2台揃って非常に良いポジションにいて、重要なポイントを獲得できるはずだったから、とてもガッカリしている」とザイドルは言う。

「マシンのペースは非常に励みになるものだったし、我々はレーシングポイントやフェラーリからポイントを奪うことができた。コンストラクターズ選手権の3番手に戻ってこれたことは良いことだし、こういったチームと戦えるマシンを手に入れられたことは良いことだと思う」

「もちろんコース特性やレイアウトにもよるだろうが、この戦いの中に居られること、そしてそこで十分戦えるマシン、ドライバーがいることは良いことだ」

 奇妙なことに、サインツJr.はスパとの相性が非常に悪い。これまでF1キャリアで6度ベルギーGPを戦ってきたが、チェッカーを受けられたのは2度だけで、入賞も2017年(10位)のみにとどまっている。

「今日のような日はカルロスにとって難しい1日だ」とザイドル。

「彼にとってはとてもガッカリする出来事だったと思うが、それは彼だけでなく、我々も同じだ」

「でも結局のところ、これは残念ながらレースの一部であり、何が起こったのかを分析し、そこから学び、こういうことが2度と起きないようにすることが重要だ」

「良かったのはここから1週間もしないうちにまたレースができるということであり、それで埋め合わせができればと思う」