F1第8戦イタリアGPのフリー走行1回目がモンツァ・サーキットで行なわれた。トップタイムを記録したのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)で、タイムは1分20秒703だった。

 スパ、モンツァ、ムジェロと続く“高速3連戦”の2戦目、イタリアGPが開幕した。気温24℃、路面温度32℃というコンディションでスタートしたFP1は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)以外の17台が早々にインスタレーションラップを終えたが、その後は誰もコースインしない時間帯が続いた。

 セッション開始から18分、キミ・ライコネン(アルファロメオ)とアルボンがコースイン。まずアルボンがミディアムタイヤで1分24秒088を計測したが、トラックリミット違反でこのタイムが抹消に。しかし再度タイムを計測し、1分22秒280でトップに立った。

 今季ここまで7戦6勝のメルセデス勢は、ハミルトンがハードタイヤ、ボッタスがミディアムタイヤでコースインした。ハミルトンは1分22秒745、ボッタスは1分22秒405を記録するが、いずれもアルボンのタイムは上回れず、ボッタスが2番手、ハミルトンが4番手となった。間に割って入ったのはレーシングポイントのランス・ストロールだ。

 フェルスタッペンはハードタイヤでタイムを計測し、1分22秒354をマークして2番手。レッドブル・ホンダのワンツーとなった。好調ルノーのエステバン・オコンが4番手、苦戦中のフェラーリ勢もシャルル・ルクレールが5番手に入ってきた。

 その後は各車続々とベストタイムを更新していく展開となった。ハミルトンが大幅にタイムを更新し、1分21秒676をマークしてトップに。ボッタスは2番手タイムが抹消となるが、すぐさま1分21秒657を記録してハミルトンを上回った。

 そんな中、3番手タイムを記録していたフェルスタッペンがアスカリシケインでスピン。そのまま横滑りしたマシンはシケイン出口のバリアにヒットしてしまった。これを受け、セッションは残り52分で赤旗中断。フェルスタッペンはフロントウイングを破損していたが、自走でピットまで戻った。

 ほどなくしてセッションは再開となったが、ちょうど1セット目のタイヤ返却時間と重なっていたため、各チームはガレージで各種調整作業を行ない、しばらくコースに出ることはなかった。なお、レッドブルはフェルスタッペン車のサスペンションを確認・変更している様子だった。この時点でのトップ5は、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ダニエル・リカルド(ルノー)だ。

 セッション再開から約10分後、今季2度目のFP1出走となるロイ・ニッサニー(ウイリアムズ)をはじめ数台がコースインした。その後、各車がなだれ込むようにコースに出ていった。

 ソフトタイヤを履くメルセデス勢は、ボッタスが1分20秒703、ハミルトンが1分20秒948を記録してワンツー体制をキープ。3番手にはアルボンが飛び込んだ。さらにアルファタウリのダニール・クビアト、ピエール・ガスリーがミディアムタイヤで好タイムを記録し、4番手、5番手に入ってきた。

 マシンを修復したフェルスタッペンは、ソフトタイヤでコースイン。1分21秒641でクビアトの後ろ5番手となった。

 一度は全車がガレージへと戻ったが、残り15分頃にはメルセデスの2台がコースイン。コースを1周してピットレーンを通過した後、ピットレーン出口でスタート練習を行なって再度コースに向かっていった。

 セッション終盤は多くのマシンが中古のタイヤで連続周回を行なった。残り2分というタイミングではガスリーが第2シケインでスピンするシーンもあったが、ウォールにヒットすることはなく、無事にコースに戻っていった。

 90分間のFP1が終了し、ボッタスのトップタイムとなった。2番手はハミルトンで、今回もメルセデスのワンツー。3番手以下はアルボン、クビアト、フェルスタッペン、ガスリーと続き、ホンダパワーユニット勢が3〜6番手を占める結果となった。

 一方、地元フェラーリ勢は下位に沈んだ。フェラーリはルクレールが11番手、ベッテルが19番手。ベッテルはテストドライバーであるニッサニーのタイムを上回れず、ウイリアムズ勢に挟まれる形となった。