F1第8戦イタリアGPは赤旗中断を含む波乱の展開となり、王者メルセデスが勝利を逃し、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)がF1初優勝を挙げる劇的な結末となった。

 メルセデス勢は、ルイス・ハミルトンがピットレーン閉鎖の指示を見落としてピットストップを行なったことでペナルティを受け7位。バルテリ・ボッタスもペースが上がらず5位という結果だった。

 ボッタスの直後である6位でレースを終えたダニエル・リカルド(ルノー)は、レースを通じてボッタスが苦戦していたことに驚かされたと振り返った。

「バルテリだけど、彼らにしては特に速く見えなかった。普段とは違っていたようだ」と、リカルドは言う。

 リカルドはレーススタート時にボッタスを追い抜き、セーフティーカーの際にピットストップストップを行なったことで順位が入れ替わるまで、彼の前を走り続けていた。

「今日の最初のスティント、1周目に彼を追い抜いた。でも予想では、すぐに彼が接近してくると思っていたのに、そうじゃなかったんだ。ある時点では引き離していたとすら思う」

「今週末、僕らが遅いわけじゃないとは分かっていた。でももちろんメルセデスほどの速さじゃない。だからちょっと驚かされたんだ」

「セカンドスティントでは、彼は僕の前にいたけどアスカリシケインへの進入では何度かミスを犯していたと思う」

「ただ正直な所、そこは僕も苦戦していたから、彼のミスを有効活用できなかったんだけどね。でも彼がそこで苦戦しているのは見て取れた」

「でも明らかに彼は(4位の)ランド(ノリス)を捉えることはできていなかった。つまり彼は通常なら発揮しているはずのメルセデスのペースを発揮できていなかったと言うべきだろう」

「彼が右コーナーで苦戦しているのか、左コーナーで苦戦しているのか、それを判別するのは難しかったけど、メルセデスにしてはあまり強力なペースを記録していなかったように見えた」

 なおボッタスはハンドリングに問題を抱えていたと明かしており、特に右コーナーで苦しんでいたと明かしている。

 なおリカルドは、マクラーレンやアルファタウリといった中団のライバルチームがチャンスを得たことについては、赤旗やセーフティーカーがルノーに微笑まなかっただけだと語った。

「間違いなくレースを楽しんだよ。僕はベストなポジションに自分を置くことができたと感じていた」

 リカルドはmotorsport.comにそう語った。

「僕らの置かれていた状況がそうさせたんだ。僕らだけがチャンスを手にできなかったわけじゃないし、飛び上がって泣きたい、なんてことはないさ」

「ただ確かに、僕はセーフティーカーと赤旗に苦しめられたドライバーのひとりだろう。でも結局はこれがレースだし、そのことで落ち込んでもしょうがないよ」

「スパとここモンツァの2週間、僕らは堅実なウィークエンドを過ごしたと思う。レースもかなり良かったし、スタートだって良い。もっとポジティブな姿勢を採っていこうと思う」

「エステバン(オコン)と8位と6位に終わったことで、コンストラクターズポイントをちょっと失ってしまったから、チームには痛手だ。でも今週はもう終わってしまったから、今日起きたことは受け入れるしか無いだろう」

 また今回の赤旗中断後はスタンディングスタートによってレースが再開された。リカルドとしては、これは悪くない手順だったと感じられたようだ。

「これまでにいくつか赤旗を経験してきた。2016年のメルボルンを思い出すよ。でも2回スタンディングスタートをした記憶はないんだ。でも実際、これは気に入ったし、良いものだと思ったよ」

「モンツァのターン1はタイトだから確かに大変だ。最初のスタートではとてもクリーンかつうまくいったから、また別のレースを生き残らなくちゃ……という感じだった。でも楽しかったよ」