来季の去就に関して注目が集まっていたセルジオ・ペレスは、今季終了をもってレーシングポイントF1チームを去ることを発表した。これにより、セバスチャン・ベッテルの同チーム加入が現実味を帯びてきた。

 2021年に向けての契約を保有しながらも、かねてより離脱の噂があったペレス。ペレスは当初、来季の契約を結んでいることから残留に自信を見せており、レーシングポイントとの将来に関する憶測が明らかになるのは「時間の問題だ」としていた。しかしながら彼は9日(水)夜、自身のソーシャルメディアに声明を投稿し、2021年にアストンマーチンへと改称するレーシングポイントには残らないことを明かした。同チームにはフォースインディア時代から7シーズン所属したペレスだが、その関係は終わりを迎えることとなった。

「人生には常に始まりと終わりがある。7年間共に過ごしたこのチームとの時間は、今シーズン限りで終わりとなる」

 ペレスは声明の中でそう語った。

「大変な時期があってもこのチームに賭けてきたので、少しつらい。僕たちはなんとかして障害を乗り越えてきたし、何人かのチームメイトの仕事を守ることができたのは誇りに思っている」

「共に過ごした素晴らしい瞬間の思い出や、友情、そして味わった満足感はこれからも大切にして行きたい。2014年に僕のことを信用してチャンスを与えてくれて、F1キャリアを続けさせてくれたビジェイ・マリヤには感謝している」

「ローレンス・ストロールによる体制下、特に来季から始まるアストンマーチンのプロジェクトで、ベストな将来が待っていることを祈っている」

 ペレスが離脱したことで、今季限りでフェラーリを離脱するセバスチャン・ベッテルが後釜として加入する可能性が高くなってきた。ベッテルは以前、レーシングポイントとは簡単な話し合いしか行なっていないと語っていたが、F1に残ることについては熱心であるとされていた。

 ペレスは以前、他のF1チームと来季のシートについて話し合っていないと語っていたが、今回の声明の中でも現時点で代替案はないことを認めた。

「プランBはない」とペレス。

「僕はここでレースを続けたいと思っているけど、それは僕のモチベーションを高めてくれるようなプロジェクトを見つけられるかにかかっている」

「近いうちに良いニュースを届けられればと思っているけど、今は次のレースを共に楽しもう」

 2021年のドライバーラインアップは既に空きが少ない状態だ。そのため、ペレスがF1残留を希望する場合、現実的な選択肢はハースまたはアルファロメオとなるだろう。また、ペレスは以前、他のシリーズのチームが契約に興味を示していると明かしており、彼が希望するならばF1以外の選択肢もありそうだ。