ダウンフォースの必要度が低いサーキットを舞台に行なわれたベルギーGPとイタリアGPでは、大いに苦戦したフェラーリ勢。彼らはこの2戦で、1ポイントも獲得できなかった。

 そんなフェラーリは、チームとしてF1参戦1000レース目となるトスカーナGPに挑んでいる。このムジェロも高速サーキットであり、苦戦も予想された。しかしシャルル・ルクレールが予選で5番手を獲得……この予選結果は、チームの予想を大きく上回るモノだったという。

 ルクレールは、予選Q3終盤に出されたイエローフラッグの恩恵を受けて5番グリッドを手にした。にも関わらず、ルクレールはこの結果に喜んだ。

「僕はそのラップにすごく満足している」

 そうルクレールは語った。

「僕は全てをまとめた。そして5番手は、僕らの結果を確実に上回ったんだ。とても、とても満足しているよ」

「モンツァとスパは、チーム全体にとって非常に難しかった。ダウンフォースが低いセッティングのマシンをドライブするのには大変苦労し、バランスを取るのはとても難しかった」

「でも、ここでは良いバランスを見つけることができたから、マシンに乗っている時は良いフィーリングだった。目の前のライバルと戦うには、まだ全体的なパフォーマンスが足りないけど、今日のバランスはとても良かった」

「自信がついたから、その周回でもベストを尽くすことができた。でもQ3の最初のアタックは中古タイヤだったので、難しかった」

「その後で、古いタイヤから新品タイヤに履き替えた。難しかったけど、最終的に僕らはそれを成し遂げたんだ」

 しかしルクレールは、ライバルのレースペースと比べると、このポジションをキープするのは簡単ではないだろうと考えている。

「良いチャンスを手にできた」

 そうルクレールは語る。

「一方で、金曜日の他のチームのレースペースを見ると、僕らよりも強いマシンがたくさんあった」

「彼らを後ろに抑えておくのは難しいだろう。でも、それはクルマに乗った時の僕の仕事であり、僕は全てを尽くすつもりだ」

 一方のベッテルは、予選Q1は突破したものの、Q2で敗退……決勝に向けた可能性については楽観視しておらず、ずっとマシンと格闘していたと語った。

「それはちょっとした戦いだった。とはいえ、1年中戦っていたよ」

 そうベッテルは語った。

「それでもなお、マシンをもう少し理解するために、できることは全てやろうとしている」

「ドライビングの面で合わせていくために、できることは何でもやろうとしている。しかし、すべきことはまだまだたくさんあるんだ」