F1第8戦イタリアGPではカルロス・サインツJr.が2位、ランド・ノリスが4位を獲得したマクラーレンだったが、第9戦トスカーナGPではパフォーマンスを失い、ノリスが今季初の予選Q2敗退で11番手。サインツJr.は9番手で予選を終えた。

 サインツJr.は、高速サーキットのムジェロでも好調を期待していたが、他チームと比べてパフォーマンスを落としたことについて、驚いたと話した。

「相対的なパフォーマンスがコースごとに変わるのを見るのは、これが最後ではないだろう」

「理論上、ここは僕たちにとって良いトラックだと思っていた。今週末に入る前、このタイプのコーナーが僕たちに合うと思っていたけど、F1の中団争いにはいつも驚きがある」

「そして今回は、それが嫌な驚きだった。しかし僕たちは諦めずに、予選に向けてかなりクルマを改善できたと思う。僕たちはチームとして、諦めなかったことに満足し、誇りを持つ必要がある」

 サインツJr.とノリスは、風が強かったことでマシン固有の問題が浮き彫りになったと主張した。

「僕がマクラーレンに加わった2019年以来、僕たちのクルマは追い風を受けてのコーナリングが敏感なんだ。今回はそれと同じケースだ」と、サインツJr.は話した。

「向かい風でのコーナリングはとても良い。それはコインの表と裏なんだ」

「トウ(スリップストリーム)を得ると、追い風の影響がとても大きくなって、基本的に全てのコーナーが追い風になるようなものだ。だからモンツァのような場所では、ライバルのトウに入らないようにすることを考えていた」

「それは僕たちが原因を調べ、理解し、改善しようとしているところだ。僕たちはなぜそんなに苦しんでいるのだろうか?」

「スリップストリームは追い風を意味する。ここムジェロの第1セクターと第2セクターのコーナーで、追い風を受けるのは苦手なんだ」

 ノリスは、風と同じく路面も苦戦の一因だったと話した。

「風と路面だ。僕はこれらふたつの要因があったと考えている」

「大きいのは風だ。それは僕たちの強みではなく弱点なんだ。ここ2日間、風はかなり強かった」

「それがおそらく僕たちの苦戦、ミスなどの最大の原因のひとつだったんだ」

 チーム代表のアンドレアス・ザイドルは、風の影響に関する問題解決に取り組んでいることを強調した。

「カルロスが言っているように、我々は昨年からのこのクルマの弱点には気づいている」

「それはジェームズ(キー/テクニカルディレクター)が空力部門と共に努力をしている。我々はクルマの継続的な開発により、風に対する感度を低減しようとしている」