motorsport.comの調べによると、F1の次期CEOに55歳のステファノ・ドメニカリが就くことが分かった。

 ドメニカリはまだF1側と最終合意には至っておらず、F1はドメニカリのCEO就任を正式発表していないが、9月22日(火)にこのニュースがチームに伝えられたという。現CEOのチェイス・キャリーは、現職を離れた後も、新たなポジションでF1への関与を続けることになるだろう。

 ドメニカリは1991年にフェラーリに入社。2008年から2014年4月までスクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めた後、新事業構想担当副社長としてアウディに入社し、その後はランボルギーニのCEOに就任した。

 2014年末からはFIAシングルシーター委員会の委員長も務めており、シングルシーターのジュニアカテゴリー再編成を進め、カテゴリーとしてFIA F2選手権を復活させた。そして新たな国際F3のプラットフォーム形成にも尽力した。

 現CEOのキャリーは、リバティ・メディアがF1のオーナー企業となった際にF1の会長に任命され、2017年1月にCEOに就任。バーニー・エクレストンの後を引き継いだ。CEO在任中のキャリーは新コンコルド協定の議論を進め、8月には全10チームが新たなコンコルド協定に署名した。

 この新契約により、今後はより公平な収益配分が実現することになる。キャリーは予算上限や2022年に導入される新レギュレーションなど、スポーツとしての持続可能性を向上させる取り組みを続けてきた。

 またこの期間に、F1はベトナムなどの新市場に進出する計画にも合意しており、オランダGPのような過去のイベントを復活させるなど新たな動きを見せた。

 今年初め、ドメニカリは新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、F1はコスト管理と持続可能性に焦点を当てる必要性があると強調した。

「私は、FIAとリバティが将来のために考えていることは、正しい方向に向かっていると感じている」とドメニカリはmotorsport.comに語った。

「チャンスを逃すわけにはいかない。私はこれをモータースポーツ業界の再構築のチャンスだと考えている」