F1第14戦トルコGPのフリー走行2回目がイスタンブール・パーク・サーキットで行なわれた。セッショントップのタイムを記録したのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。

 FP1では、サーキットの路面が再舗装された影響もあって路面コンディションはかなり悪く、グリップレベルが低い状態だったことから、各チーム有意義な走行をすることはできなかった。それだけにFP2は重要なセッションとなるはずだ。

 気温は15度、路面温度19度でセッションがスタート。アルファロメオの2台に続き、バルテリ・ボッタス(メルセデス)も早速コースインした。ボッタスはミディアムタイヤでまず1分38秒443を記録すると、1分35秒107までタイムを更新した。

 その後、キミ・ライコネン(アルファロメオ)が1分34秒940をマークするも、ボッタスやルイス・ハミルトン(メルセデス)がそのタイムを更新。さらにはフェルスタッペンやシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムを上回っていった。

 走行を重ねるごとに路面コンディションは良くなっているようで、セッション開始15分が過ぎるころには、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)が1分31秒916を記録。ただこれは、2005年のトルコGPでファン・パブロ・モントーヤが記録したレコードタイム、1分24秒770と比べて7秒以上遅いタイムだ。

 セッション開始から30分が経った段階で、首位は1分30秒872を記録したアルボン。2番手にハミルトン、3番手にフェルスタッペンが続いた。

 この頃から、2セット目のタイヤを投入するチームが出始める。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はソフトタイヤで11番手から6番手にポジションを上げた。しかしルクレールは自己ベストタイムを更新できず。「ソフトタイヤはすぐグレイニングを起こしてしまう」と無線で訴えた。とはいえ、ルクレールはソフトタイヤでの5周目にアルボンを0.1秒上回り、トップに浮上した。

 ソフトタイヤへと切り替えるマシンが増えていくが、通常のレースのように予選をシミュレーションしたアタック合戦にはならず。アルボンは6周走ったソフトタイヤでタイムを更新し、1分29秒627でトップを取り戻した。さらにフェルスタッペンも、アルボンと僅差の2番手に続いた。

 メルセデス勢は残り時間40分頃にようやくソフトタイヤでの走行を開始。ハミルトンは入念にタイヤを暖めてアタックしたが4番手。一方で、ルクレールが14周走ったソフトタイヤで1分28秒731を記録しトップタイムを更新、その後もフェルスタッペンが10周走ったタイヤで1分28秒330までタイムアップした。

 セッション残り時間が30分を切ると、各車が一旦ピットに戻りロングランへ走行プランを移していった。ウイリアムズのジョージ・ラッセルはミディアムタイヤ、ニコラス・ラティフィはソフトタイヤでコースインしたが、ほぼ同時に2台がスピンを喫するシーンもあった。

 フェルスタッペンがトップで90分間のセッションが終了。2番手にはルクレール、3番手にボッタス、4番手にハミルトンが続いた。

 一時トップタイムを記録したアルボンは5番手、アルファタウリのダニール・クビアトが6番手、ピエール・ガスリーも7番手と、ホンダPU勢は揃って上位に並んだ。

 とは言っても、路面コンディションの影響もあり勢力図は不透明。通常なら各車が予選シミュレーションを行なう新品ソフトタイヤでの走行も、燃料を多めに積んで10周以上走行するマシンも多く、ロングランのペースが安定しなかったマシンも見受けられた。

 FP1からトップタイムが7秒以上良くなっているとはいえ、各チームにとって、FP3と予選に向けて悩ましい夜になりそうだ。