MotoGP第14戦バレンシアGPのMoto2クラス予選がリカルド・トルモ・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、MV Agusta Forward Racingのステファノ・マンツィだった。

 Moto2クラスの予選組分けでは、長島哲太(Red Bull KTM Ajo)がQ1からの出走。またチームメイトのホルヘ・マルティンも同じくQ1組となった。

 Q1が開始されるとタイムが次々と更新されていくが、ひとまずトップに躍り出たのはレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)。しかし長くトップを維持することはできず、折返しを過ぎた頃にはマルティンが1分34秒808を記録してトップタイムを更新してきた。

 残り3分半、ベテランのトーマス・ルティ(Liqui Moly Intact GP)が最速ペースを記録。ただ後半セクターでタイムを落としてしまったことで、1分34秒949の4番手に留まった。

 残り1分を目前とした頃、ロレンソ・バルダッサーリ(Liqui Moly Intact GP)が1分34秒804をマーク。僅差ながらマルティンのトップタイムを更新した。

 Q1最後のアタックではこれを上回るライダーは現れないまま。結果、バルダッサーリ、マルティン、シモーネ・コルシ(MV Agusta Forward Racing)、ルティの4人がQ2進出となった。長島はQ1を9番手で終え、決勝は23番手からのスタートとなった。

 後半のQ2が始まると、ひとまずのトップとなったのは1分34秒707をマークしたファビオ・ディ・ギャナントニオ(MB Conveyors Speed Up)。このポジションはQ2後半のアタックが始まるまで維持された。

 残り6分、マンツィが1分34秒703と、わずかながらトップタイムを更新して見せた。

 Q2が残り4分を切ると一気にペースが上昇。次々とタイムが更新されていく中、エクトル・ガルソ(Flexbox HP 40)が1分34秒431を記録し、トップタイムとした。マルコ・ベッツェッキ(SKY Racing Team VR46)、マルティンがそこに続いた。

 その後上位に食い込むライダーが現れないままセッションが終了しようとしていたが、マンツィが終了直前ギリギリで最速ペースを刻む速さを見せると……トップタイムを更新する1分34秒418をマーク。ガルソを上回ってトップへと返り咲いた。

 結局このタイムは最後のアタックでも上回られることはなく、マンツィがキャリア初、さらにMVアグスタにとってもMoto2初となるポールポジションを獲得した。2番手はガルソ、3番手はベッツェッキだ。

 ポイントランキング首位のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)は12番手となったが、ランク2番手のサム・ロウズ(EG 0,0 Marc VDS)がFP3での転倒の影響からタイムを縮められず18番手に留まったため、不幸中の幸いと言える状況となった。