スクーデリア・アルファタウリは、2月19日に2021年シーズンを戦うニューマシン『AT02』を発表した。AT02は、チームにとってパワーユニット(PU)を供給するホンダと共に戦う最後のマシンになると共に、ルーキーである角田裕毅にとってF1での最初の愛機となる。

 昨年、FIA F2選手権でランキング3位を獲得した角田は、2000年代生まれのドライバーとして始めてF1に昇格することになった。

 2021年のプレシーズンテストは3日間しかなく、大半のチームは走行機会をふたりに均等に分けることになる。しかしアルファタウリは、3月26〜28日の開幕戦バーレーンGPまでに、角田にF1での走行経験を与えるべく、旧型マシンを使ったプライベートテストを行なっている。

 チーム代表のフランツ・トストは、角田もルーキーがF1で直面するような課題に挑むことになると考えているが、それでも彼のスキルは輝くと主張した。

「彼の学習曲線は非常に急激なものになるだろうから、すぐに良いパフォーマンスを発揮できるはずだ」

 そうトストは語った。

「もちろん、彼がクラッシュすることもあるだろう。それも成長プログラムの一部なんだ」

「彼はマシンコントロールやブレーキング、高速コーナーでのスピードが非常に優れている。昨年イモラやアブダビでやったテストのように、彼が学習を続けていけば、素晴らしいレースが見られると確信している」

 角田は昨年11月、2018年仕様のトロロッソSTR13をイモラでテスト。これが彼にとってF1マシンでの初走行となった。その後、12月にアブダビで行なわれた若手テストでは、アルファタウリAT01をテスト。2021年に入ってからは、2019年仕様のトロロッソSTR14をイモラやミサノで走らせている。

 トストは角田への信頼を示しつつ、チームメイトのピエール・ガスリーが角田の成長を助け、ベストなパフォーマンスを引き出すことができるはずだと説明した。

「ピエールは非常に高いスキルを持ったドライバーだ。彼はユウキにとっても、チームから見てもリーダーとして必要な経験を積んでいるんだ」

「ドライバーはチームメイトと自分を比較するものだ。チームメイトが強ければ強いほど、自分自身を高めようとする気持ちが強くなる」

「ラップタイムの比較やマシンのセットアップ、ライン取りなど、あらゆる面でユウキはピエールから多くのことを学ぶことができる。ユウキが初めて走るようなトラックでは、これはとても重要なことなんだ」

「強くて経験豊富なチームメイトがいれば、様々なパラメータを比較することができ、自分のパフォーマンスを向上させることができるんだ」