バーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間に渡って行なわれたF1プレシーズンテスト。その中で注目に値するパフォーマンスを見せたチームのひとつがアルファロメオだった。

 昨年は中団グループの中でも下位に沈み、わずか8ポイントしか獲得できずコンストラクターズランキング8位に終わったアルファロメオだが、今回のプレシーズンテストではキミ・ライコネンが最終日に総合4番手タイムを記録するなど、ライバルに引けをとらない速さを見せている。このアルファロメオの走りは、今季アルファロメオと中団で争うことになるであろうウイリアムズのジョージ・ラッセルにとっても印象的だったようだ。

 ラッセルはアルファロメオの最終日のパフォーマンスについて、次のようにコメントした。

「キミは本当に速かったね」

「彼の速さは認めないといけない。もっとデータを調べる必要があるけど、今言えることは彼らが最も驚くべきチームに思えるということだ」

「正直、自分たちの現在地は分からないけど、見た目上ではキミが速そうに見えたよ」

 アルファロメオでの3シーズン目を迎えるアントニオ・ジョビナッツィも、マシンの進捗にはかなり好印象のようだ。彼はこう語った。

「サクヒールでの作業には満足している」

「まだテストだけど、マシンの第一印象というのは大事なんだ」

「風や砂の影響で、初日は難しいコンディションになったけど、特にこれといった問題は起きなかった。実際、トリッキーなコンディションだったにも関わらず、マシンは安定していたし気持ち良く走らせることができた」

「これは良くできたプロジェクトだと思うし、シーズン開幕に向けての準備作業も満足できるものだ」

 F1は2021年シーズンに向けてマシンのダウンフォース量を減らすために、フロアやディフューザーといった箇所にいくつかの制限を設けた。また構造強化によりパフォーマンスが落ちたと言われる新タイヤも投入された。しかしながらジョビナッツィは、アルファロメオのニューマシンC41が昨年のマシンよりも優れていると感じているようだ。

「新しいレギュレーションと新しいタイヤは、パフォーマンスを削ってしまうものだ。でも多くの進歩があったと言えるね」とジョビナッツィ。

「特に低速セクションでフロントがよく反応するようになったし、全体的なフィーリングに関してもあらゆるタイプのコーナーにおいてポジティブだ」

「パワーユニットも改善されている。それはすぐに実感できた。ライバルに近付くための手応えが得られたことは間違いない」