フォーミュラE第6戦バレンシアePrixの予選が行なわれ、BMWのジェイク・デニスがポールポジションを獲得した。

 大混乱のレースとなった第5戦から一夜明け、行なわれた第6戦の予選。リカルド・トルモ・サーキットは夜に降った雨の影響で、ところどころ路面に水が浮いているという難しいコンディションとなった。グループ1は1分33秒台が精一杯で、ドライコンディションだった第5戦の予選と比べて6秒以上タイムが落ちていた。

 しかしもう雨は落ちておらず日も差しているため、各車が走行を重ねていくにつれて徐々に路面は乾いていった。そのため、グループ予選を通じてタイムも向上していき、ランキング下位のグループ3、グループ4に属するドライバーに有利な展開となった。

 結果的に、スーパーポールセッションに駒を進めた6台は、なんとすべてグループ4のマシン。中でもトップタイムを記録したジェイク・デニス(BMW)とアンドレ・ロッテラー(ポルシェ)の2台が速さを見せ、1分31秒台に突入した。

 スーパーポールでも路面コンディション改善の影響は大きく、最初にアタックしたノーマン・ナトー(ヴェンチュリ)は1分30秒489を記録した。ただこのタイムも次々と塗り替えられていった。

 最終的にポールポジションを獲得したのは、最後にアタックしたデニス。全セクターを最速で駆け抜け、1分28秒548を記録。2番手のロッテラーに対して0.863秒差をつけてみせた。

 なお2番手のロッテラーは第5戦での接触が原因で、3グリッド降格を受けているため、決勝は5番手からスタートすることになる。ロッテラーの他には、16番手のミッチ・エバンスも同じく3グリッド降格ペナルティを受けている。

 終わってみれば、スーパーポールもタイムアタック順が遅かったドライバーが上位となるオーダーに。3番手にアレックス・リン(マヒンドラ)、トム・ブロンクヴィストとオリバー・ターベイのNIO勢、ナトーというトップ6となった。

 ”グループ4以外”のトップとなった7番手はジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)。日産・e.ダムスのオリバー・ローランドとセバスチャン・ブエミが続いた。

 グループ3に出走したニック・キャシディ(ヴァージン)は、セクター1とセクター2で全体ベストを記録したものの、ターン12でコースオフ。スーパーポール目前で、手痛いミスとなった。これによりベストタイムが抹消され、最終的に18番手となっている。