F1第4戦スペインGPの決勝レースを8番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、スタートで6番手にポジションを上げると、66周のレースを通じてダニエル・リカルド(マクラーレン)とバトルを展開。46周目のターン1でオーバーテイクを成功させ、5位でレースを終えた。

 予選では、肩の不調もあってチームメイトのマックス・フェルスタッペンから0.9秒ほど離されたペレス。決勝では肩の具合も問題なく、できる限りのことはできたと語った。

「初めてのことだったけど、今日は(肩は)大丈夫だった」

「今日はできることをすべてやったと思う。ダニエルを抜くのにはかなり時間がかかってしまったけど、彼はメインストレートで非常に速かった。ここはオーバーテイクが簡単ではないからね」

「良い動きだったよ。どうにかして抜かなくてはいけないと思っていたから、レース中はずっと、どうやろうか考えていた。でも最終的には上手くいった」

 今季はプレシーズンテストが3日しかなかったこと、金曜日のフリー走行が合計1時間短くなっていることから、チームを移籍したドライバーが新たな環境への適応に苦しんでいる印象がある。

 ペレスはレッドブルのマシンに対する自信が増してきてはいるものの、速さを発揮できるようになるまで時間がかかってしまっていると吐露。レースを走り終え、マシンに馴染んでからもう一度レースを走りたいくらいだと語った。

「マシンに対する自信は間違いなく増している。週末の終わりには毎回、今すぐにでも(もう一度レースを)始められたらいいのに、と思うんだ。今季は走行時間が限られているから、スピードを上げていくのが大変なんだ」

「でもこの週末は昨日(土曜日)から、自分の力を100%を発揮できなかったことが大きな違いになっていると思う。だから今回のことから学び、次のモナコにより強くなって戻ってきたい」

「一歩一歩前進して、週末全体をまとめていくことが大切だ。ただ僕の場合、スピードを上げるのに時間がかかりすぎている。新しいサーキットに行った時、金曜日丸一日かけて自分のスタイルを適応させるのに使ってしまうんだ。だからまだ、クルマに馴染めていないんだ。色々な面でそれに近づきつつあるのは分かっているけど、まとめることができていない」

「でもそれらをまとめ上げることができれば、かなり速いペースで走れるようになると思う」

「どうやってクルマをドライブするか、どうやってクルマの性能を最大限に引き出すか、というところをマックスのデータから学んでいる。そしてドライビングスタイルという点で、自分をどう適応させていくかというところに僕は最も力を入れている」

 次戦モナコGPは特に予選が重要となる上、コースを攻めきるにはマシンへの絶対の自信が必要だ。開幕から5戦目、移籍組にとっては試金石となる一戦だと言えるだろう。

 ペレスは2年ぶりの開催となるモナコGPが楽しみだと語り、特に予選で良い結果を残したいと意気込んだ。

「サーキットごとにそれぞれ違うから、ここで学んだことがモナコでも通用するというわけじゃない。僕はまだ適応できていないと思われているだろうけど、すぐにそれができるようになればいいと思っている」

「モナコがとても楽しみだ。特にこのクルマだとね。レースに勝てる可能性もあると思っている。率直に言って、ここ(スペイン)と同じように予選が全てだ。予選で良い結果を残すことが鍵になるだろう」